三ツ松新'sブログ

イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ

« ロスにもメイドカフェができたにゃー |メイン| 血液型本 »

P&Gがミュージックビジネス進出

6月末にエントリを入れて気づけばもはや8月。7月は結局エントリーできずじまい。100万人のファンのみなさん本当にすみません(ってもうええちゅうねんw)。このような稼業はあまりにもアウトプット的な仕事を入れすぎるのも考えもん。

ところでクライアント先の社長さんにちょっと前に教えてもらった話やけど古巣のP&Gが音楽ビジネスに手を出す。少なくとも一瞬そうは見える。ただP&Gはソープオペラという言葉を作ったぐらいのスポンサー好き。Nascarにも昔からTIDEという洗剤のブランドがスポンサーをしている。

32_car_384.jpg


その流れから言えばミュージシャンまるごとスポンサーと言う話があってもなんら不思議ではない。ところがこれまで芸術家はどうもコマーシャリズムと相性が悪い人が多かったようだ。まあ確かに洗剤の名前を書いたTシャツ着て、「のってるかいベイビー、イエイー!!」(昭和、それも初期っぽいですが何か?)とロックミュージシャンがやってもおさまりが悪いのもわかる。

しかしここへきて多少の異変が起きてるよう。ネットの普及により音楽のダウンロードがものすごく気軽になった。昔はレコードを貸すという概念があったがダウンロードになるとあげることと、貸すこと、買うことと、借りることの境目がめちゃくちゃ曖昧になってきた。

こうなるとミュージシャンやそのプロデューサーたちが違う儲け方が欲しいと思っても不思議ではない。難しく言うとビジネスモデル、またはプロフィットモデルの改革を迫られている。

すでにインディーズバンドがアパレルブランドをやり、コンサートでも音楽だけでは飯が食えないから服買ってくれということもあるらしい。あるいは音楽を無料でダウンロードさせてくれるミュージシャンもでてきた。そこで広告宣伝の費用対効果が落ちている中で消費者と関係性を深めたい企業やブランドと利害関係が一致してくる。

ただこれまでの単なるスポンサーシップと少し違うのは音楽のマーケティングや流通のところまで手をだしてるところだろう。P&Gだけでなく、ナイキ、レッドブル、バカルディーも音楽業界でいろいろ試してるみたいで一見ミュージックビジネス進出のように見える。でもあくまで今のブランドをより強くしたいんであってそこを新しい収入源の柱にしようと思っている会社はあんまおらんやろう。少なくとも今んとこは。

因みにしたの写真はバカルディーがバックアップしているGroove Armadaというイギリスのバンドのコンサート風景。
07music_enlarge.jpg

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2008年08月06日 12:10

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.innovetica.com/blog/mt-tb.cgi/306

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

名前:
メールアドレス:
URL:
この情報を登録しますか?
コメント: (スタイル用のHTMLタグが使えます)