三ツ松新'sブログ

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ポストイットとヘアムースの関係

新しいくっつくタイプのシリコンが開発された。もともと化学系出身の人間としては思わずこういう新素材には反応してしまう。

紹介文ではベルクロ(マジックテープ)シリコンと呼んでいるが、細かいとげがあり差し込むような仕組み。これがあれば熱や接着剤の必要がないので例えば薄いシリコンチップをつくるには有利になると開発者は言っている。

dn9363-1_250.jpg

上の写真がベルクロシリコンの断面。イメージで言うと剣山を二つくっつけるような感じですね。
剣山がこの開発のヒントになったかは分かりませんが本家本元のマジックテープは植物のオオオナモミがヒントになっている。このサイトに詳細が説明されています。

やっとタイトルとの関連ですがポストイットののりはもともとくっつきやすいポリマーにくっつきにくいシリコンをつけていて、いい塩梅のくっつきやすさ、離れやすさを可能にしてます。分かりにくい説明ですね(笑い)。例えばガムテープにうすーーーーく油を塗ればポストイットのような感覚に一時的になりますよ。

ヘアムースは1部この技術を使っています。固めるだけのタイプの物は一度触ってしまうと崩れてしまう。ポストイットに使われているのりならはがれてもまたくっつく。

一見関係のない二つの事象に関連性が見出せたときに、クリエィティビティーが発揮されます。

 

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2006年06月22日 08:30

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