三ツ松新'sブログ
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犬のうんちでも儲けるイタリア人
思わず暖かい笑いをさそうミラノの公共受託事業です。お金の出どころは市ですが、住民のモラル、効率性、楽しさの三つともに効果をあげるおもしろいビジネスモデルです。イタリア人に座布団5枚あげたいところ。(笑)
名前はプープトピア(pooptopia)。うんち(poop)とユートピアの造語です。うんちの多い地域につけられる不名誉?な称号。因みにうんちの少ない地域はパップトピア(pupは犬の意味)と呼ばれる。
これまで犬のうんちは市が週に1回清掃していたそうだが、5,6日目ごろにはかなりの量のうんちが道にころがることになる。そこで数名のうんち嫌いの若者が立ち上がった!!
ゲームを始めるにはまず、参加者はチームをつくり、ここのサイトに登録します。そして町に出てうんちを探す!運よく茶色いお宝が見つかれば、写メールで写真とその場所を送ります。それが新しく発見されたうんちかどうか、なんとコンピューターシステムで同定します、いやまじで(笑)。
新しく発見された「お宝」であればチームにポイントが入り、ポイントの高いチームは景品がもらえる。因みに今週はハワイアンマカダミアナッツチョコ。イタリアでなんでハワイアン?(笑)。
このうんちの場所から夜中の間に清掃バイクのルートが決められるので効率的にうんちの収集が可能になる。
また最初にも書いたようにうんちの多い地域はプープトピア、少ない地域はパップトピアと呼ばれ発表される。自分の住んでいる地域が「うんちの楽園」と呼ばれたら少しいやですよね(笑)。
どちらにしても非常に秀逸イノベーションです。日本の公共サービスにもおもいっきりいかせそうな発想ですね。
投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2006年06月23日 13:21
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コメント
おもろい!
投稿者: あらいしゅんいち | 2006年06月23日 18:11
>あらいしゅんいちさん
ねー、さすがイタリア人
投稿者: 三ツ松新 | 2006年06月23日 18:44