三ツ松新'sブログ
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トムピーターズとビートルズとローリング・ストーンズ
トムピーターズのブログに時折スタッフがエントリーをしているが、ビートルズとローリングストーンズを対比させた文がある。強烈な個性を持ったビートルズは途中で崩壊したが、ローリングストーンズは続けられていることをあげて、ブランド継続の難しさを自問している。
それに対してトムはコメントを入れているが、比較するまでもない、ビートルズは世界を変え300年たっても語り継がれるが、その頃にはローリングストーンズは忘れられている。大事なのは継続ではなく影響力(impact)だと言う主旨のことを書いている。好例として彼の好きな会社で、世界を変えて60ヶ月で死んでいったネットスケープをあげている。
ネットスケープは確かにかっこいいと思う。スカイプがあのまま買収されずに続けて3年後に倒産してても同じような存在になれただろう。
とまあ無責任なことを言いいながら、事業をやっている当事者が同じことを思わないのは承知だが、ブランディングの観点からは一理ある。ブランドに携わる人間としては継続することはもちろん望ましいが、それはあくまで結果であって目的ではない。ほとんどの場合、顧客は私達が持っているブランドはどうでも良いと言う事実を受け入れなければいけない。顧客の人生に好影響(impact)を与えて、初めて継続と言うリターンがある。そこで初めてどうでも良くない存在になりうる。
これって恋愛とも良く似てますね。もっと双方向だけど。
投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2006年08月08日 07:28
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コメント
ブランド構築は永遠の夢ですね。今度、私の考案したとあるものが商標登録されるかもしれないんです★ 現在申請中でして・・・気持ちはまさしく「恋心」かわいいやつです♪
ビートルズのようにはいかないでしょうが、多くの方に幸せを感じてもらいたいです。
投稿者: ねぇ。 | 2006年08月08日 18:49
ねぇ。さん
>多くの方に幸せを感じてもらいたいです。
マーケティングにおいて、とても大事ですね。
投稿者: 三ツ松新 | 2006年08月09日 08:42