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アメリカの受験戦争も実はすごい

アメリカの大学は入りやすいけど出にくいという話は以前よくありましたね。最近はゆとり教育と人口減少のためか日本でも随分状況は変わってきているのであまりないのかも知れませんが。

ただ昔から、アメリカの大学も本当に入りやすいかと言えば必ずしもそうではない。難関校ともなれば高校での成績やSATでも高得点はある意味当たり前で、エッセーや口頭試問の戦いになる。そこでは勉強以外でどのようなことをしたかが問われるのでこれは違った意味で非常に難しい。しかし最近ではさらにエスカレートしつつあるようだ。

Wall Street Journalの記事に最近の高校生の夏休みの行動が書かれている。

例えばハープのCDをつくって自分で売ったものを寄付金にまわすのはかわいいもの。宇宙衛星を打ち上げるつわものまでいる。あるいは50万円から100万円近い金額をかけて、インドに英語を教えに行ったり、ベトナムに家を作りに行ったり。もちろん行って終わりではなくきっちりとプレゼンテーションできるレベルまで仕上げていくようだ。

本来の意図は非常によく人格形成上も好ましいでしょう。ただここまで来るとこんな若いうちに売名行為教えてどうすんの?とも思う。ただおそろしく政治力に長けた大人がでてくるであろうし、好き嫌いには関係なくグローバルエコノミーでは彼ら、彼女らと同じ土俵に立つことになる。

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2007年04月16日 09:57

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コメント

アメリカの学部ってめちゃくちゃ授業料が高いですよね。あれって奨学金/金持ち/ローンの比率がどれくらいになるのか気になります。

投稿者: あらいしゅんいち | 2007年04月16日 16:10

>あらいしゅんいちさん
ほんとうに難関校は授業料も半端じゃないですね。ビジネス系の学部だと学歴のROI計算する人もいるようで銀行ローンもめずらしくないみたいですね。

投稿者: 三ツ松新 | 2007年05月09日 09:07

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