三ツ松新'sブログ

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2008年01月25日

大卒は女性のほうが多い(アメリカ)

U.S. Census Bureau が今月の10日に発表した内容によれば25から29歳の女性大卒者は33%、男性は26%。

そのほか給与は18歳以上の男女で大卒以上(修士、博士含む)と以下の資格で比較すると各々$82,320と$20,873で4倍以上の差が開いた。アメリカは学歴社会というより学位社会に近いと言うけど如実にでてますね。

因みに人種別25歳以上の大卒者でみるとアジア系52%、アングロサクソン系(白人)32%、黒人19%、ヒスパニック13%。

それはさておき大卒女性数の伸びが著しい。
子供のころから単純に女の子のほうが生まれつき頭がいいと思っていたが本当だったりして。

女性の社会進出を示す統計はいろんな所で見られますがはますます増えてくるでしょうね。おまけに家事の自動化がどんどん進むとますます拍車がかかる。我が家でも自動洗濯機、自動食洗機、掃除機ロボットが活躍してるが本当に便利になったもんだと思う。

女性は家庭を守るべきなんて思ってると完全に国際社会に取り残されるね・・・・・

ってしめようかと思ったが天の邪鬼根性が許さないw

家庭を守る仕事はアメリカのサラリードットコム調査では年収1600万円と換算。日本の経済企画庁では303万9000円。アメリカの数字は民間の調査でアウトソーシングが前提になってるので単純比較はできないがこの意識の差をどう思いますか?

それで思い出すが、私が以前勤めていたP&Gでアメリカ人だが当時最年少の女性副本部長が子育てをしたいと30半ばであっさり会社をやめてしまった。因みにここの旦那も同じ会社で役職は2つ下。彼の名誉のために言えば決して出世が遅いわけではなくかなり尊敬を集める人だった。だけど給与は当然低い。理屈だけ言えば給与の高いほうが残ることのほうが家計のためだろう。

ただ「利己的な遺伝子」のドーキンスの言葉を私なりに解釈すれば我々の体は未来へ遺伝子を残す媒体にすぎない。であれば衣食住に困らないレベルになればより優秀なほうが家庭を守ったほうが利にかなう。極論ではあるが衣食住に困らないレベル以上であれば共働きはどちらも年収が1600万円を超えないと意味がないことになる。

まあ1600万円の是非はいくらでも議論できようが、ようは家庭を守るという仕事があまりにも軽視されてしまっている。本当に優秀であればあるほど未来のために家庭に時間を費やすのも悪い選択肢ではないだろう。それも男女関係なく。

因みに最近その彼女は10年ぶりにP&Gに戻ってきたそうだ。

投稿者: 三ツ松新 日時: 10:48 | | コメント (4) | トラックバック (0)