三ツ松新'sブログ

イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ

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2007年12月11日

マトリックスの世界はできてしまう

しかしすごい技術があるもんだ。ブレインコンピューターインターフェース(英語)と言って脳にチップを埋め込めば自在に動物を動かすことができる。

それだけでもびっくりするけど、さらに驚いたのはこの技術が30年以上も前にかなりのレベルまで進んでいたことだ。エール大学のデルガードという学者が牛、さる、チンパンジーなどで実証している。
しかしそのあとデルガードを訴える人が何人も出てきたらしい。自分が彼に操られていると・・・・・。早すぎた天才デルガードはまだ存命だがあまり表にはでてこない。

ただこの基礎技術は(どの基礎技術でもそうだが)もちろん悪用するために作られたわけではない。今は目の見えない人や運動能力に障害を持つ人のための応用研究が進んでいる。視力の代替したり、やロボットアームを動かしたりとある程度の成果はあるようだ。

下の写真にあるようにすでにキャップをかぶるだけのものもある。そう、脳にチップを埋めるという怖ーい手術は必要ない。これでメールを送ったり、ある程度のPC操作は意識するだけでできてしまう。
071107210708.jpg

しかしこうなるとマトリックスはもとより、クローン技術と組み合わせればルパン三世にでてくるマモーも手が届く範囲になってくる。
そやけどこの髪型にならなあかんのやったらなんぼなんでもいややで(笑)。
mamo.jpg

想像できることは具現化できるってほんまですね。


参考記事;
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0602/delgado.html

投稿者: 三ツ松新 日時: 18:12 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年12月04日

数学的帰納法は演繹法である

wikipediaで調べごとをしていたらおもしろい記述があった。
「数学的帰納法の解法プロセス自体は帰納法ではなく演繹法である」とある。よく考えたら当たり前やけど混同しがちやね。

これなんだかわからんオタッキーな世界かも知れんけど、前提になる帰納法と演繹法はロジカルシンキングの講義にもよくでてくる基本的な考え方なんで簡単に説明します。

演繹法の一例ですが
「世の中みんなアホじゃ!」
「でも俺もそんな世の中の一人」
「だから俺もアホ」

式にすると
A=B、C=A だから C=B(俺=アホ)
となる

だから「日本人ってこういうところがだめだよねー」と言って自分を棚上げしてる人は演繹的に矛盾していると言えます。

で次は帰納法ですが

「俺めちゃアホやねん」
「お前もめちゃアホやろ」(うふ)
「ほんでツレのまさもアホやろ」
「だからみんなアホよね」(ポッ)

A=B
C=B
D=B
よって
Z=B(みんな=アホ)
みたいな話です。

基本的に帰納法のほうが演繹法よりは反論がしやすい。特に上のは誰にでも反論は簡単やと思います。例えば、
「おまえそない言うけどジャイアント馬場はアホとちゃうで」とか。
もう少し議論を強くしたければ(馬場ファンごめん)
「おまえそない言うけどエジソンはアホとちゃうで」とか。

話は戻りますが数学的帰納法の場合は公式があるので名前は帰納法ですが演繹法になります。
例えば
1,2・・・・・
とあれば次は何がきますか?

順番通りなら3。前の数の倍なら4。もしある人の電話番号の最初の2桁なら何が来てもおかしくありません。だから帰納法的に答えは実のところわからない。だけどここで1番目以外のn番目が2(n-1)で規定されるとなるといきなりわかりますよね。

ビジネスの世界での公式のない帰納法的な考え方がよく出てくるので要注意です。例えば食品会社の不正問題で全部が悪いような意見もありますがそんなことは決してないですよね。帰納法的論法はあたかも正しいように聞こえることもあるので特に環境が変わるときにはよく観察することを心がけたい。

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:06 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年12月01日

グーグル創業者の嫁はんの会社

23andmeという会社でAnne Wojcickiが創業者。エール大学で生物学専攻の才女はグーグル創業者であるSergey Brinのおくさん。

この会社のサービスがおもろい。10万円($999)ほどを払えば向こうからキットが送られてくる。それに
自分の唾液を採取して送り返すだけ。それで自分の祖先がどこから来たかなどいろいろと調べてくれる。結構高い遊びやけど(笑)。

こう言うハイテク過ぎて実用領域に遠かったり認知されにくいものをこのようなゲーム感覚で売るのはうまいマーケティングだと思う。業界は違うけど任天堂やソニーのPSがコンピューター業界に与えている影響は計り知れない。コンピューターと言えばつい30年ぐらい前は特定の人しか触れないものやったけど携帯電話でももうコンピューターって言ってもええぐらいやもんな。

バイオテクノロジーはまだまだ黎明期の産業やけどこんなゲーム感覚の物やエンターテインメント性のあるサービスがでてくればまだまだ裾野は広がるね。最近エコエコとかよくきくけど自家発電やって炭素をだれが一番ためれるか大戦とかどう?。ネットで結果発表して、たまった炭素は売るか寄付するとか。結構燃えるような気もする。任天堂さんそんなゲームどうですか?(笑)

global_similarity.png

投稿者: 三ツ松新 日時: 11:48 | | コメント (0) | トラックバック (0)