三ツ松新'sブログ
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ブレスト8つのルール
知ってる人も多いと思うけど、ブレーンストーミングはアレックスオズボーンという広告代理店の人が70年以上も前にあみだしたもの。昔からルールはいたってシンプルで以下の4つある。
1.判断延期
2.自由奔放
3.質より量
4.結合改善
この4つはいまだ健在やけど、さすがに70年もたつとそれだけでは足りない局面もいっぱいでてくる。
ビジネスウィークなりに8つのルールを書いていて、なかなかうまくまとまっている。
まあ私が調査、研究、実践した結果、行うアイデア出しの実施方法がすべて含まれているのでそう思うだけかも知れんけど(笑)。
1.ブレストでアイデアを集めるだけでなく、組み合わせたり、発展しよう。
2.恐怖心があればブレストはやるだけ無駄。
3.グループのセッションの前後で個人のブレストをしよう。
4.アイデアがアクションにつながらなければブレストには何の価値もない。
5.ブレストは実施するのに経験とスキルがすごく重要、得に全体をファシリテートする能力。
6.いいブレストは競争的でない競合が存在する。
7.ブレストはアイデアを出すだけでなく会社の文化や社員のマインドにも変化を起こすためにも使える。
8.ルールを守らないのであれば、ブレストとは呼ぶな。
最後の8番目は含蓄があるのー。間違ったブレストってよくあるもの。グループでやっているにも関わらず、2人ぐらいでディベートしてたり、アイデアを出さない人がいたり。はたまた事実確認に時間をとりすぎたり。例えば・・・
太郎君
「そういえば3年前に出た○○って洋菓子あったやん、あれ和菓子にしてみたらどう?」
次郎君
「ええ、○○は3年前じゃなくて4年前やで。」
太郎君
「え、そうやったっけ?、俺らが入社した年やったやん」
あと延々と続く(笑)。
誰もが1,2度は遭遇したことある会話やと思うけど、これ難しいのが誰も悪気はあらへんねんな。ここをうまく処理するのはファシリテーターの腕の見せ所。下手に注意したり、怒ると、ルールの2番を破ってしまうことになるからね。基本的には相手をほめたあとに、やめることを促すことが王道やね。
参考記事;
http://www.businessweek.com/magazine/content/06_39/b4002412.htm
投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2008年09月25日 13:24
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