三ツ松新'sブログ

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グーグルCEOの祝辞

ITの業界では世界的にトップクラスのカーネギーメロン大学でエリックシュミットが祝辞をあげた。
備忘録代わりに一部を抜粋。

・計画するのに時間を使うな。計画することについての諸々、全部捨ててしまえ。
・私から見ればすべて機会をどう見るかとどうやって自分で幸運を創り出すかだ。
・これまで最も成功した人を見れば、良く働き、自分にまだ起きるとも分からない機会を活かしている。

・イノベーションを計画することはできない。
・発明を計画することはできない。
・できることと言えば準備ができた状態でいい場所にいけるよう最大の努力をすることぐらいだ。

その他にスピーチの最後のほうで人とのつながりの重要性を説き、パソコンから離れて人と会いなさいというところは思わず笑ってしまったが。

Notes;
Don’t bother to have a plan at all. All that stuff about plan, throw that out
It seems to me that it's all about opportunity and make your own luck.
You study the most successful people, and they work hard and they take advantage of opportunities that come that they don't know are going to happen to them.
You can not plan innovation.
You can not plan invention.
All you can do is try very hard to be in the right place and be ready.

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2009年05月21日 11:56

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コメント

みつまつさん的にこのコメントってどうですか??
いや、個人的になんとなく納得できない・・・
計画は大事じゃないかなー。
イノベーションも計画できるんじゃないかなーと。

投稿者: 大将 | 2009年05月21日 13:09

>大将さん
あ、やっぱり?
備忘録だけでノーコメントだと納得できない人いるかなと思ったけど、ちとずぼらこいてしまいましたw。

計画はもちろん大事やけど黎明期の市場と成熟・衰退市場で戦っている人の印象は随分違うやろうね。

過去の蓄積が少ない黎明期の市場で変化に富む環境では計画と行動は表裏一体。計画することに意味はあるけどできあがった計画自体にあまり意味がない。俗にいう計画書よりシナリオ的な計画を多く持っていることが重要やと思うけど、これを計画と呼ぶか呼ばないかでこのスピーチの解釈は変わると思う。

逆に成熟市場のように過去の叡智が豊富で定石がしっかりしているところで試行錯誤するのは時間の無駄が多い。
まずは過去の勉強と現状分析をきっちりした上で計画書を立てほうがいいことが多いやろうな。

黎明市場で英雄的な行動でも成熟市場ではアホ呼ばわりされる可能性って多々ありるし、逆に成熟市場でじっくり分析して思慮に富む意思決定をするスタイルも、黎明市場なら単なるのろまなカメになることも。

頭の使い方も適材適所じゃないと火傷するってことかな。

投稿者: mitsumatsu | 2009年05月21日 15:04

>俗にいう計画書よりシナリオ的な計画を多く持っていることが重要やと思うけど、これを計画と呼ぶか呼ばないかでこのスピーチの解釈は変わると思う。

なるほどー!!

同じ考え方でもステージが違えば話変わってくるって感じっすねーw 

イノベーションを計画することはできない。というか、イノベーションが生まれたとして、計画しなきゃ売れないだろうなーとか思いました(笑)ボクのはそっちの話でした(汗)

あざーっす!


投稿者: 大将 | 2009年05月22日 13:16

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