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景気はいつ回復するのか?

ってなんか大げさなタイトルをつけてしまったが、おおざっぱに推測でも結構ええ線いけるでしょう。
事業予測はどちらかと言えば必要悪だと思うが、商売人でも科学者でもこういう大ざっぱな外部環境の推測をすることってすごく重要でしょうからね。

さて今回の不況の震源地がアメリカであり、サブプライムローンによる不動産バブルが原因になっているってことを前提にするのはあまり異存はないでしょう。

そこであえてアメリカの住宅着工件数の推移だけから推測して見ましょう。アメリカの統計局から指先一つで、データがとれるのは本当に便利になったものだといつもながら感じてしまうが。

まずは過去の年間平均住宅着工数(単位は万で以下四捨五入)。

59年~08年 89年~08年 99~08年
 (50年)    (20年)   (10年)
 153万     150万    165万

移動平均の最終年で見ているので少し変則的な見方やけどここ10年が高止まりだったことを考えればだいたい150万平均ぐらいで推移していると言えるでしょう。

ITバブル崩壊後の2001年から住宅着工件数がまた増加を始めるが、以下は2000年から2008年までの数字。
2000年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 
 157  160 170 185 196 207 180 136  91(単位万)

2001年から2006年までは家作りすぎ。

1900年に46.5%から2000年には66.2%まで上昇した持家比率をさらにあげようという政策はわからなくもないが、賃貸の人が家買っても家が余分にいるわけやないわな。

上で書いたように毎年150万しか家を作らなくていいという前提であれば、2007年の136万からすでに調整に入っていて、2000年から去年の2008年まで見れば計算上まだ132万の家が余っていることになる。2008年は91万とかなり減っているがこのペースを維持すれば2011年の3月から住宅市場は元に戻る。まあ景気悪いがキリギリスやった分(実感した人は少ないと思うけど)しばらくアリに戻りましょうということやね。

ただそうはいいながら先月段階のペースなら今年は46万程度で去年よりさらに悪い。もちろん短期的にはバッドニュースだが、このペースであれば半年ほど前倒しで調整が済む。好景でなくても、少なくとも悪くなくなる分、回復感はあるでしょう。

因みに直近のペースの住宅着工件数ですすめば調整が終わるのがアメリカの中間選挙のちょっと前。v(^0^)v

まあ、中間選挙までに完全に調整しておく必要はないやろうけど、今のうち落ちるところまで落ちれば上昇基調になるのでオバマ大統領再選のためにはかなりいいでしょうね。
 
nocchi.jpg

なんでノッチやねん!

参考データ。
http://www.census.gov/const/www/newresconstindex_excel.html
http://www.census.gov/hhes/www/housing/census/historic/owner.html

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2009年05月25日 11:28

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コメント

ノッチに笑いましたw

投稿者: こばP | 2009年05月25日 17:00

>こばPさん、
まじめに書いてしまったのでなんかオチがないと。
でも結構無理やりかな?(笑)。

投稿者: mitsumatsu | 2009年05月25日 19:37

普通にオバマさんかと思っていました。

投稿者: ちうこ | 2009年05月25日 20:00

>ちうこさん
指の曲がり方がちょっと違うよね(笑)

投稿者: mitsumatsu | 2009年05月26日 09:43

シンプルでわかりやすい。にゃるほど。

投稿者: 大将 | 2009年05月26日 13:35

>大将さん、
突っ込みどころ満載やと思うけど、当たらずとも遠からずかな。

投稿者: mitsumatsu | 2009年05月29日 14:06

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