三ツ松新'sブログ
イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ
2010年10月29日
中国のサービス型スーツメーカー
報喜鳥集団は1996年創立のスーツメーカーですでに売り上げは150億円近くある。スーツのレンジは3万円から15万円近くの物もあり決して安さを売りに大きくなってきたわけではない。値引きはしないの大原則のようだ。
それだけならそんなに驚くものではないが、ここがおもしろいのはロイヤリティープログラムで購入額に応じて、銀鳥、金鳥、不死鳥とメンバーのステータスが変わる。そして上に行くと、健康診断やメンバーだけのカクテルパーティーやツアーに参加できる。ドバイ5日間の旅なんかもやったそうな。
ビジネスマンの交流会は世界中どこでもあるが、どこも人脈をつくるの多かれ少なかれ参加者のひとつの目的だろう。しかしレベル感を維持するのは非常に難しく、最悪の場合変な押し売りをされたりする。
でスーツメーカーは確かに非常に質のいいクライアントリストを作ることは可能だ。中国で10万円以上のスーツが買えて、なおかつ買おうと思う人はそれなり成功して自己への投資もしようと思う人だろう。そんな人だけ集まれば確かにそれなりのレベルになるわな。ここまで来るともはやスーツメーカーと言うよりサービス業に限りなく近くビジネスモデルとしてもなかなか斬新だ。
参考記事
http://www.forbes.com/global/2010/1011/best-under-billion-10-baoxiniao-garment-look-like-vip.html
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:53 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)