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座学は有効か?教育にもイノベーション

どこの国の学校教育も多かれ少なかれ先生が前に立つ講義形式が一般的だろう。
しかしノーベル物理学賞受賞者でもあるブリティッシュコロンビア大学のカールワイマン博士らが教育方法について非常に興味深い報告をしている。

科目は物理学でコースは12週間。300人近い学生2グループの一方には通常の講義を、もう一方には通常の講義以外に小さいグループでのディスカッションや電子デバイスを使ったクイズなどを取り入れた。同じテストを受けたところ正答率が前者で41%後者はなんと72%とかなりの差。

この方法はもともとDeliberate practice(熟考的訓練とでも訳すかな)という手法で、以前から知られてはいたがここまで違いが出るデータはあまりないのではないだろうか。企業研修などは以前からこのような手法は取り入れられていて私自身も企業研修をするとき座学が半分を超えることは少ないが学校教育にも、もっと取り入れていくべき方法だろう。

参考;
http://bps-research-digest.blogspot.com/2011/06/is-it-time-to-rethink-way-university.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+BpsResearchDigest+%28BPS+Research+Digest%29&utm_content=Google+International

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2011年09月30日 23:18

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