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トムピーターズってほんまにえらいんか?

トムピーターズ氏は、フォーブズの記事によれば賛否両論あるようだ。
確かに破天荒な一面を持ち合わせているのですべてを鵜呑みにするのは危険かもしれない。ただ、だからこそ硬直化した思考にバランスを取り戻し、成功の復讐に陥ることから救済されることとなる。

彼を日本で有名にしたのはおそらくこの「エクセレント・カンパニー」という本だろう。1982年に出版され日本では大前研一氏により翻訳されたが、2003年にまた復刻版がでている。
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トムピーターズ反対派はこのエクセレントカンパニーを引き合いに「あれにのってる会社もうほとんどだめじゃないか」となる。因みにこのてのことを言うのは赤提灯で酒を飲んでる親父だけではない(って今時赤提灯はないか^^;)。日本を代表するような知識人ですら時々そうである。

おそらくその後大失敗したAtariのような会社を根拠にして言っているのだろうがむしろあの中では例外で、紆余曲折はあれどやはりエクセレントカンパニーに選ばれた会社はいまだに強い。

そのように思っていたところにフォーブズの記事トムピーターズのブログに紹介されていた。

フォーブズの記事中ではいくつかの切り口でエクセレントカンパニーを見ているがやはり多くの場合は業績はいい。
分かりやすい指標をあげれば、本書で紹介されている公開企業の平均トータルリターンは本が出版された1982年から2002年の20年間で14.1%である。因みにダウ平均は11.3%だ。
仮に100万円を各々に20年間前に投資して、その後まったく何もしないでもエクセレントカンパニーなら1400万円が儲かる。ダウ平均の企業であれば860万円にしかならない。

というわけでやっぱりトムピーターズはえらい(^o^)

 

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2006年05月09日 21:41

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