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メラビアンの法則は間違って使われる
めちゃくちゃ間違って解釈されてるのを見かける。あまり重箱の隅をつつく性格ではないが・・・
メラビアンはUCLAの心理学の教授。彼の法則はコミュニケーションの比率は
言語:聴覚(トーン、スピード):見た目(ジェスチャーなど)=7:38:55
というもの。だけどいつも適用されるわけじゃない。本人のウエブサイトにも書いてるけどあくまで好き嫌いの判断をするときの比率。
例えば
「おんどれは、ダボか!」と安岡力也風にいいながらダボのところだけを天才にいれかえてみてください。
「おんどれは、天才か!」
「ええ、ありがとう、そんなこと言われたら恥ずかしいわ」
そ~んなやつはおらんやろ~
口でごめん言うても学校の先生が態度が反省してへんちゅうやつやね。こういう状況の時はメラビアンの法則があてはまる。
危機回避能力は脳みその中でも俗に言う動物的なところ、すなわち非言語的な領域で判断するのでそちらが強くでるのはある意味理にかなう。
因みにメラビアンよりさらに10年ほどさかのぼるとバレーダンサー出身の文化人類学者で動作学の産みの親、バードホィステルの調査結果が別にある。
言語対非言語は30-35%:65%-70%というもの。コミュニケーション全般としてはこっちの数字のほうが感覚的には納得しやすい。
どちらにしても人間は見た目が大事というのはもう40年前に証明されているんやね。
参考;
http://www.kaaj.com/psych/smorder.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Kinesics
投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2007年10月30日 08:12
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