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ミミズのうんこで6億円

ブレーンストーミングのルールに「質より量」というのがあって、生まれたてのアイデアにいい悪いは基本的にない。とはいえ、ミミズのうんこでたった4年で6億円のビジネスとなるのはなかなか想像しがたいと思う。それもプリンストン大学の新入生が始めたビジネスだそうでなかなか驚き。因みに6億の数字は2年前なんで今はもっといってるだろう。

実はぼくも10年以上前になるがベランダで趣味としてミミズコンポストを持っていた。今は経営学を教える職業だが、元々農学部にいたせいか生態循環に非常に興味があり、自宅のベランダはところせましと植物の鉢があった。

家からの生ゴミもそうだが、鉢植えは適時土を入れ替えないといけない。そこで根っこや枯れ葉などのゴミも結構な量がでる。本来それも再生させるべきだが意外に難しくゴミになりかねないが、全部ミミズ君が良質な土に戻してくれた。因みにミミズのうんこといってもきたないものではなく畑では土の団粒構造を促進して非常によい働きをする。もちろん臭くない。

ミミズの中でも生ゴミを食べる種類というのは限られているので最初に何千匹か買うことになるのだが、異常なスピードで増える。気持ち悪いと思うかも知れないが、飼ってると不思議なものでだんだんかわいくなってくる(笑)。
今は場所柄残念ながらできていないが当時3年ほど続けて生ゴミをほとんどだしたことがなかった。

コンポストは常に水気を持たせないといけないが、底のほうからでてくる余分な水分は紅茶のような色でワームティーという名前でイギリスあたりでは売られているらしいということを当時どこかで読んだが、それをきっちりビジネスにしたてあげてくるのはおもしろい。

そりゃ、グーグルやアマゾンのような会社にはならないかも知れないが、つくづく悪いアイデアはないと痛感しますね。

http://www.terracycle.net/

投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2009年09月02日 11:16

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