三ツ松新'sブログ
イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ
« 怒りが自分を論理的にする |メイン| NHKでスタンフォード大学白熱教室 »
自分探しのボランティアは邪魔、力になりたければ寄付をしろ!
金がすべてじゃないという批判もネット上では見られますが、そんな当たり前のことを言っても何も始まりません。
友人の爲末大氏の始めたプロジェクトに乗っかり私も若干の寄付をさせていただきました。
以下のリンクから寄付ができますので少しでも何かしたいという感心のあるかたは是非。
http://justgiving.jp/c/2035
寄付先はcivicforceという団体になります。
被災していない人の中で、自分にも何かできないかと思われる方は多いと思います。
金がすべてじゃないのは当たり前ですが、逆に素人ができることと言えばはがゆいと思いますが、今は寄付ぐらいしかありません。
それに関連して、西宮市会議員で阪神淡路大震災で被災された今村氏のブログがかなり参考になります。
http://xdl.jp/diary/index.html#20110313
http://xdl.jp/diary/index.html#20110314
以下一部抜粋です。
~~~~~~
ひとつは観光気分で来た自分探しボランティアの連中のこと。
彼らは、人から感謝されることを楽しみにやってきただけでした。
だから、汚れ仕事やしんどい仕事は何かと言い訳しながらやりませんでした。
彼らで集まって楽しそうに親睦を深め合っていました。
そんな彼らに「惨めな被災者」と扱われる屈辱。
~~~~~~
私自身も当時は彼よりは軽いですが、被災しており、この感覚は痛いほどわかります。
もちろんみながそうではなく地震後何年もボランティアに従事された方には本当に頭の下がる思いです。
ただ地震直後に来て自分はいいことしたという思いで帰って行く人のことを考えると、今でも腹が立つ。本人は完全なる善意なので複雑な気持ちですが、未だに中途半端にきれいごとを言う人を見ると何とも言えない憤りを感じるのは、そのためでしょう。
私の被災レベルは、建物は一部倒壊、電気はあったが、ガスと水道は来てませんでした。そこに嫁と一週間ほどいて買い置きでしのいでいました。当然ながらホテルはどこもとれません、交通機関は何も動いていない。また友人、知人は当然ながら何人か命を落としており、それを聞くのはさほど近しい人でなくても数が多いだけに結構つらいものです。
ただこんなものは軽いものでまわりと比べれば文句を言えば罰があたるレベルです。そこでボランティアにもいきましたが、実際できることは対してありません。無力なものです。自分にできるのは粛々と日常をこなす努力ををすることだとそのとき思いました。
それが被災していない人であればなおさらです。最近不謹慎だとまったく関係のないイベントまで中止したりしています。もしそれで多少なりとも貢献しているつもりならまったくのお角違い。テレビが見れる人であればお笑い番組のひとつでも見たいものです。まだ時期尚早でしょうが、吉本興業、松竹芸能がお笑い芸人を避難所に派遣するボランティアもありだと思います。笑いの精神的な効用は医学的にも証明されています。
また連日連夜、世界中のメディアは日本の冷静で道徳的な対応を絶賛をしています。ただ長期戦になってきたときにこの状態を維持するにもある一定以上の物資が必要です。残念ながら気持ではありません。阪神淡路も地震当初はさほどモラルは乱れていません。
どんな形であれ少しでも気持があるのであれば、今は寄付をしましょう。
投稿者: 三ツ松新 | 日時: 2011年03月16日 15:47
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.innovetica.com/blog/mt-tb.cgi/477
コメント
激しく同意ですー。僕も寄付させて頂きました!
投稿者: こばP | 2011年03月17日 10:50