三ツ松新'sブログ

イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ

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2008年05月19日

出産もインドにアウトソーシング

しかしすごい時代がきたもんだ。いわゆる代理母出産だけど、ニューヨークタイムズの中でそれをインドへアウトソースするビジネスが紹介されている。当然ながら倫理面の問題を指摘する人もいて、法整備をすべきという議論もある。しかし双方とも満足だそうで簡単に結論が出る問題じゃない。赤ちゃんは相手の遺伝子なのでいわゆる人身売買にはならないし。

そういえば以前テレビで、第2子以降を自分の第1子の臓器提供のために産んだという題材のドラマがあった。たぶん映画でも似たようなものがあったと思う。

一見おぞましい発想だが細胞培養でそれを医療に使いだすとどこまでが生命でどこまでがそうじゃないかわからない。あるいはすでにホルモンを微生物に作らせたりするが、遺伝子は人間のものだ。有名なヒトインシュリンは大腸菌が大量生産してくれる。

著書「利己的な遺伝子」で有名なリチャードドーキンスによれば遺伝子存続自体が生命体の究極の目的で体はそれを運ぶ道具にすぎないという。今ではオックスフォードの先生になったが言い始めた30年前は大論争。しかしこれだと説明のつくことは確かに多い。

もし遺伝子そのものが生命の本体であればすでにやっちゃいけないことをやってしまっている。DNAの切り貼りは目に見えないから気にならないだけか?あるいは体への負担が少ないからか?

学生時代に遺伝学をやっていたときに最後は倫理の問題なんだろうなと漠然と思っていたが、こんなに早く未来がくるとは思ってもみなかった。

イノベーションが起きるとき、すでに起きてしまった未来はまわりに必ずあり兆しは非常に小さい。しかしあとから振り返るとおそろしく大きく、そして早く感じる。

参考記事;
http://www.nytimes.com/2008/03/10/world/asia/10surrogate.html

投稿者: 三ツ松新 日時: 12:13 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年05月08日

石油の次は水か?

JALの機内誌に養老孟司さんがコラムを書いているけど、そん中で戦争はつまるところ石油か水の取り合いが根源だというようなことを言っていた。なるほど。

日本にいるとあまり実感がわいてけーへんけど、一部の地域では昔から深刻な問題だ。
これから状況は好転どころか、国連によれば水不足に悩む人が2050年には今の11億人から倍以上なるそうだ。水が将来石油と同じようにコモデティーとして取引されると予測する投資家もいる。

まあ投機対象になるかは別として水をとりまく環境がここ20,30年で大きく変わるのは間違いないでしょうな。生活に最低限必要な水は公共性の高いレベルで確保すべきとは思うけど、今では当たり前のことが将来贅沢になる可能性もありうる。今度はグリーンなビジネスからブルーなビジネスか。

参考URL;
http://www.psfk.com/2008/05/blue-is-the-new-green.html

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:39 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年05月02日

脳みそのフィットネスクラブ

サンフランシスコのベイエリアに世界初の脳みそのフィットネスクラブができた。任天堂の脳トレのようなソフトもアメリカにはあり、脳フィットネス関連市場は2007年度で推定225億円でここ2年で2倍になってるそうな。

以前テレビ番組で阿藤快さんが右手を使わないだけで記憶力がよくなったってのをやってたけど、単純に新しいことを始めたり、今のルーティーンをたちきるだけでも記憶力をあげる効果はある。

最もどのようなクイズやゲームがどこを刺激するのか、自分はどこの部分をあまり使ってないのか科学的にわかればかなり魅力的だと思う。

誰か日本でもやりませんか?

参考記事;
http://abclocal.go.com/kgo/story?section=news/technology&id=6019581#

投稿者: 三ツ松新 日時: 14:24 | | コメント (0) | トラックバック (0)