三ツ松新'sブログ

イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ

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2009年09月16日

Google マップ

説明するより見たほうが早いがGoogleジャパンのプライバシー保護に関する広報ビデオとでも言ったらいいのかな。You Tubeで見れるけどなかなか時代に合ったマーケティング手法で、なんともかわいいw

投稿者: 三ツ松新 日時: 12:07 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年09月14日

湿気から水牧場

未来の家電を創造するために、世界中の若手工業デザイナーを集めた Electrolux design labというおもしろいサイトがある。そこで年間優秀賞を決める投票があり結果は今月末にあるが、ファイナリストがでそろい、その中に以下の写真にあるように雨水を回収する装置をデザインしたものがあった。

watercatcher (1).jpg

ハリーポッターにでてくるスニッチのようなものが飛び回って雨水を回収してくるのだがおもしろい。容易にもっと効率的な物が思いつくという観点では、実利的ではないので工業デザインとしてはどうかと言う意見もあるだろうが、ペットのような感覚の物になるでしょうね。

我が家に掃除ロボットがあるけどなんでもう少し愛着がわくものにすればいいのにと思う。あんな機会的な物でも一生懸命掃除しているところを見るとなんだかかわいいし子供は勝手にワッピーってあだ名つけ始めるし。
因みにロボットとかの顔を人間らしくすると、親密さが増えると言う調査結果もあるので、科学的にも理にかなってるしね。

そう言えば以前JTの宣伝で坂口憲二さんが工場の機械にもたれるとエンジニアの人に「朋子に触るな!」と怒られるシーンがあるが、大学と大学院時代やいろんな国での工場のスタートアップのころを思い出すと、これってどこの国でもまんざら嘘でもないんで、マニアックだけど親しみを持って何度見ても笑ってしまいます。
俺、ここにでてくるような友達おるで(笑)。
(以下二つCM入ってるけど後半のほうです)

さてこんなんを見ながら、この装置って雨水ではなく空気中の湿気でもいいんちゃうと思っていたら、そういう装置ってすでにあるんですね。日本にも総代理店があるけどエアーズウオーターと言う名前で一日15Lまで水をつくり、電気代も月1000円程度だそう。装置のコストは20万以上するけど、量産効果はまだまだきくだろう。
これがあればライフラインが電気しかなくてもなんとかなってしまうな。すでに1部の国では水不足対策としてもっと大規模でやってるそうな。

日本はかなり多くの水を間接的に食糧として輸入しているので水不足を問題視する話を時々聞くけど、この装置の存在を知ってかなりこ楽観的になったなあ。少なくとも高湿の日本では。水が石油のように取り合いになる時代がくれば、湿度が高いことが埋蔵資源になったりするかも知れない。

そう言えば、ってまた蛇足だが(ちゅうかこのブログ8割以上が蛇足・・・)このエントリーを書きかけの状態でこないだ何回目になるかわからないがスターウオーズ見てたらルーク・スカイウオーカーが育ったところってmoisture farmなんやね。すなわち湿気牧場で水作るところ。

lars_moisture_farm.jpg

知識の中に知っていることを知らないという区分のものがあり、イノベーションにつながることも多いが、視点を変えると、どんなに知っていると思っていることでもなんらか新しい発見ってありますね。ってこれ一応結論ね(笑)。

参考URL;
http://www.electroluxdesignlab.com/overview/
http://www.airswater-westjapan.com/

投稿者: 三ツ松新 日時: 13:30 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年09月02日

ミミズのうんこで6億円

ブレーンストーミングのルールに「質より量」というのがあって、生まれたてのアイデアにいい悪いは基本的にない。とはいえ、ミミズのうんこでたった4年で6億円のビジネスとなるのはなかなか想像しがたいと思う。それもプリンストン大学の新入生が始めたビジネスだそうでなかなか驚き。因みに6億の数字は2年前なんで今はもっといってるだろう。

実はぼくも10年以上前になるがベランダで趣味としてミミズコンポストを持っていた。今は経営学を教える職業だが、元々農学部にいたせいか生態循環に非常に興味があり、自宅のベランダはところせましと植物の鉢があった。

家からの生ゴミもそうだが、鉢植えは適時土を入れ替えないといけない。そこで根っこや枯れ葉などのゴミも結構な量がでる。本来それも再生させるべきだが意外に難しくゴミになりかねないが、全部ミミズ君が良質な土に戻してくれた。因みにミミズのうんこといってもきたないものではなく畑では土の団粒構造を促進して非常によい働きをする。もちろん臭くない。

ミミズの中でも生ゴミを食べる種類というのは限られているので最初に何千匹か買うことになるのだが、異常なスピードで増える。気持ち悪いと思うかも知れないが、飼ってると不思議なものでだんだんかわいくなってくる(笑)。
今は場所柄残念ながらできていないが当時3年ほど続けて生ゴミをほとんどだしたことがなかった。

コンポストは常に水気を持たせないといけないが、底のほうからでてくる余分な水分は紅茶のような色でワームティーという名前でイギリスあたりでは売られているらしいということを当時どこかで読んだが、それをきっちりビジネスにしたてあげてくるのはおもしろい。

そりゃ、グーグルやアマゾンのような会社にはならないかも知れないが、つくづく悪いアイデアはないと痛感しますね。

http://www.terracycle.net/

投稿者: 三ツ松新 日時: 11:16 | | コメント (0) | トラックバック (0)