三ツ松新'sブログ

イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ

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2010年03月27日

バランスシート(BS)の超ド基礎

この仕事をしていると数字嫌いなのか経営層でも会計を避けたがる人に時々出会うがそりゃ避けたらあかん問題やろ。学生時代の数学嫌いでナマスをふく状態になってる人が多いんやろうかなあ?

ただ実際は線形代数や微積分をやるわけじゃあるまいし、基本的な計算は小学生でもできる四則演算しかでてこない。もちろん複雑な会計理論はありますが、基礎的な部分だけでもないよりはよほど戦略策定の助けになります。

基礎的な部分でも複雑に感じるのはあまりにも慣れない言葉が多いことが理由でしょう。あと主観的な意見ですが敷居を必要以上に上げる一部悪い技術屋の典型のような専門家の問題もあると思います。まあ小難しくしたほうが儲かるやろうからしゃーないですが。

ただひるまないでください。どんな学習でも言えることですがまず簡単なコンセプトで理解してみよう。できれば脳みそが処理しやすい5つ以下のクラスターまで減らすのが肝。ビジネスでゴールデンナンバーは3ということを経験則から良くいいますが、3つぐらいまでにできれば理想的。

そこでBSではまず以下の三つの関係だけを徹底的に覚えてみましょう。

全資産-借金=本当の資産

これならどうでしょう?そして借金を右側にもってくれば以下のようになります。

全資産=借金+本当の資産

なーんだ当たり前じゃんw

会計語に翻訳すれば以下のようになります。
資産の部=負債の部+純資産の部

これが最も基礎的なバランスシートの構成です。

まあ借金は厳密には負債の部と違うと言われそうですが。ただコンセプトは簡単なものから複雑な物へ学習していかないと身に付きにくい。そこで多少の厳密性がなくなっても構わないしそれは世界中どこでも学習の基本ですね。例えば化学で理想気体を想定した公式がでてきますが、そんなものは世の中にはなく、厳密に言えば間違ってます。でも大学受験まではそれでいきますよね。円周率もしかりですね。3または3.14で円の面積を計算しても答えは合ってませんよね。

さらに身近なところから理解するともっと分かりやすいです。

さきほとの式

全資産=借金+本当の資産

を例えば一般家庭に当てはめてみましょう。
売れば50万円になる車のローンが40万ほど残ってるとしましょう。

そうすると
50万円(車)=40万円(ローン)+10万円(本当の資産)
になります。

もし車が事故で20万円ぐらいの価値に下がってしまったとしましょう。そうすると

20万円(車)=40万円(ローン)-20万円(本当の資産)

になりますがこの場合本当の資産がマイナスになってしまいこの状態を債務超過と呼びます。

そして会社も家庭も基本的には同じ考え方で、如何に本当の資産(純資産の部)を持続的に増やすかが会計上の最終目標になります。

これが完全に腹に落ちれば資産の中には固定資産と流動資産が・・・・など一つずつ腹に落としていくといいでしょう。

投稿者: 三ツ松新 日時: 23:57 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年03月17日

twitterで360度評価

ハーバードビジネススクールのブログにあったがこのアイデアはなかなかおもろい。360度評価というと何かと悪いイメージが付きまとう人もいるかも知れんけど、フィードバックは職場のみならず家庭、学校などの一般社会でも非常に重要ということに異論を唱える人は少ないでしょう。

職場も高い頻度で正確かつフェアなフィードバックをインフォーマルに行えばパフォーマンスは40%近くもあがるという報告もある。またフィードバックは起きたすぐあとにするのが記憶に新しく効果も高い。

ところが現実は1年に1回か2回まとめて何十人も書く場合が多いんちゃうかな。書いたほうも書かれたほうも詳細を覚えてないことも多くなってしまうしそうなるとそもそもの意義も薄れる。

そこでtwitterは確かにすぐにできて記録としても残る。単なる誹謗中傷や「むかつくーーー」のようなつぶやきではよくわからんのである程度内容にガイドラインは必要にはなるけどね。

あ、因みにtwitterたまーにつぶやいてます。2007年から3年間で10個ぐらいしかつぶやきないけど(笑)
でも最近ちょっと増やしつつあります。
フォローはこちらからお願いします。

参考エントリー;
http://blogs.hbr.org/cs/2010/03/twitters_potential_as_microfee.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+harvardbusiness+(HBR.org)&utm_content=Google+International

投稿者: 三ツ松新 日時: 14:41 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年03月15日

増刷決定!

先日でた解説を書いた翻訳本

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

先週の段階で増刷決定しました。
リリース3日目にしての決定なのでなかなか好調な滑り出し。ありがとうございます!

投稿者: 三ツ松新 日時: 15:48 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年03月11日

創造性には昼寝は90分以上

昼寝と創造性の関連性についてUCサン・ディエゴのチームが科学実験をしたら、創造性を高めるにはレム睡眠が必要という調査結果がでた。レム睡眠とは身体が眠っているのに、脳が活動しているような状態で、60分以上寝ないと起きない。

777人の被験者を安静、60分睡眠、90分睡眠の三つのグループに分けた。その前後でRATという創造性を測定するテストを実施したら90分後でレム睡眠が見られたグループのみ判定があがった。シエスタ(昼寝)があるイタリアやスペインあたりから、ダリ、ダヴィンチ、フェラーリ、ベルサーチ見たいな創造力と慣性の塊のような人がでてくるのは偶然ではなさそうだな。

個人的には昔から昼寝が好きでかなり寝不足が続いても20分程度寝るだけでもかなりすっきりする。ただ経験的には1時間以上寝ると次は体がなかなか始動しないので避けていた。最もその状態が仕事の内容によっては良さそうね。

参考記事;
http://www.sciencentral.com/video/2009/09/29/naps-and-creativity/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+Sciencentral+(ScienCentral)&utm_content=Google+International

投稿者: 三ツ松新 日時: 15:10 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年03月09日

「20歳のときに知っておきたかったこと、スタンフォード大学集中講義」翻訳本出ました!

翻訳するといいなあと思う本があると出版社に打診を時折しますが、そんな一冊が近日中にでます。
ぼくは最後に解説だけ書いてますが、翻訳のほうは才色兼備な高遠女史がしているので非常に読みやすく仕上がっています。

タイトルは 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 です。

原本の著者はスタンフォードのベンチャープログラムのディレクターさんです。スタンフォードと言えばベンチャーのメッカシリコンバレー近くにある全米トップクラスの大学。卒業生にはヒューレット・パッカード、ナイキ、ヤフー、グーグルの創業者など数え上げればきりがないが、そうそうたるメンツがそろっている。そんなスタンフォード大学のベンチャープログラムは全米でトップと言っても過言ではないでしょう。

とはいえ本のほうは大学の講義に関する描写もあるが、堅苦しいものではなく著者自身の実体験を通した自己啓発書です。またこの本の著者はは起業家、神経学博士、戦略コンサルタント、大学の先生とまあ波乱にとんだキャリアですが、バックボーンがしっかりしているので変な根性論や俺様ワールドの展開もありません。

今のような変化の激しい時代にどう生きて、どうキャリアを築いていくか迷っている人にはたくさんのヒントがあると思います。

投稿者: 三ツ松新 日時: 20:19 | | コメント (1) | トラックバック (0)