三ツ松新'sブログ
イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ
2007年02月28日
正しい結果、間違った解決
ボブは雑貨を売っているとあるチェーン店のエリアマネージャーをしている。ここのところ水を入れかえなくていい花瓶がどのお店でもすごくよく売れている。ところがある月からひとつのお店でその花瓶がまったく売れなくなってしまった。そこでボブはそこのストアマネージャーに理由を聞いてみた。
ボブ:
「なあ、ジェームスくん、今月な、あの例のめちゃちゃよう売れとる花瓶、なんで急に売れんようになったんや?」
ジェームス:
「ああ、あの花瓶でっか?そりゃあんさんあたりまえでっしゃろ。すぐ在庫切れになるんで在庫すんのやめましてん。これで在庫切れもうさせまへん、ちゅうかできまへん、でんな(笑)」
ボブ:
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
この物語はすべてフィクションです。あたりまえか(笑)
参考:
ビジネス上のアメリカンジョークです。
http://www.longtail.com/the_long_tail/2007/02/who_needs_a_cio.html
投稿者: 三ツ松新 日時: 08:42 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年02月26日
伝染るんです、ネズミの共感
カナダのマギル大学でネズミを使った興味深い実験に関する記事があった。
2匹のねずみを同じ檻に入れて片方だけにお酢をのませると弱い腹痛のために這い回る。
この時しばらく同じ檻に住んでいた「檻友達」はお酢を飲んでいなくても同じように這い回る行動をとる。
ところが同じ檻に住んだことがないあかの他人(というか他ネズミ)だととくに動きに変化はない。
これは共感行動だけど思った以上に共感は脳の原始的な部分で起きているようだ。
席がとなりになった瞬間あまり気にならなかった異性を好きになってしまうのもこの現象に近いんだろうね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 19:23 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年02月23日
世界一幸せな国はどこでしょうか?
正解はデンマーク。
イギリスのレスター大学にてユネスコ、CIA、WHO等世界中の団体の情報を使って世界幸福地図なるものをつくり、その結果を英国のScience Dailyで発表した。
1位はすでに書いたようにデンマークですが2位から5位までは、スイス、オーストリア、アイスランド、バハマ諸島と続く。
因みにアメリカ23位、ドイツ35位、イギリス41位。中国は82位で日本はなんと90位。
この発表をした研究員は主要なアジア諸国が低い数字を出したのは非常に驚きだったらしい。
まあよくわからないけど私は幸せなのでいいや。って身もふたもないコメントですが(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:13 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年02月22日
愛してると左の耳にささやこう
体の左側は右脳とつながり右側が左脳とつながっているのはよく言われる話ですね。だけど最近感情的な言葉を左耳にささやくほうが記憶に残りやすいという報告がテキサス州立のサム・ヒューストン大学からされている。
実験では100人の男女に、中立的と感情的な言葉を混ぜてぞれぞれ左耳と右耳だけに聞こえるようにしました。結果はおもしろいことに感情的な言葉を記憶している率は左で70%右で58%とでた。
因みに左に目を向ける時は、右脳(創造、感情脳)が刺激され、右に目を向ける時は左脳(分析、管理脳)が刺激されるという報告もある。
みなさん、異性の左側に立ち愛を語りましょう(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:39 | パーマリンク | コメント (5) | トラックバック (0)
2007年02月19日
スペインの家族で入れる牢屋
子育ては囚人のリハビリにいいそうだ。
スペインの一人あたりのGDPは世界で第21位、2万7千USドルで日本の8割弱だ。
囚人の人権もわかるが一瞬牢屋も悪くないなと思ったのは私だけだろうか?
投稿者: 三ツ松新 日時: 22:19 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年02月14日
ロングテールの著者による新しいモデル
それはアンダーソンスイッチ。
Negroponte Switch というモデルがあるけど、簡単に言うとwiredな物すべてがwirelessになり、そしてその逆もまた同様だと。まあ乱暴に言えばみんな無線でつながるということをMITのNegroponte博士は10年以上前に予言していた。
それに対してアンダーソンは
「アナログからデジタルの移行にあたり、有料の物は無料になり、そしてその逆もまた同様」
というアンダーソンスィッチを提案している。
ネット以外の世界ではフリーペーパーやケーブルテレビでお金を払うような現象はすでにおきてますがこれからもどんどんでてくるでしょうね。
そこで私なりの「ミツマツスィッチ」をおもいついた。
「アナログからデジタルの移行にあたり、プロモーションのないものにはプロモーションが付随する、そしてその逆もまた同様」
いかがでしょう?
原文;
I propose that in the analog-to-digital conversion things that are paid will become free and vice versa
投稿者: 三ツ松新 日時: 15:10 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年02月13日
スティーブ・ジョブズのスピーチ;スタンフォード大学卒業式
アップルとピクサーの創業者スティーブ・ジョブスは本当に好き嫌いが分かれるひとだと思う。ただ彼の偉業は誰もが認めるところだろう。ちょっと前になるが(2005年)そんな彼がスタンフォード大学の卒業式でスピーチをしているが心に残る非常に感動的な話。正直久しぶりに泣けるスピーチでした。
以下簡単に彼のスピーチをまとめてみました。意訳ですが本意が伝わればうれしいです。
本日世界中でも最も良い大学で話をできることを光栄に思う。だけどぼくは何を隠そう大学をでていない。そして今日が最も大学の卒業に「近づけた」日だけど、そんな中で三つの話をしたいと思う。大げさな話じゃなくてたった三つ。
・まずは点のつながり(connecting dots)について。
ぼくは大学を6ヶ月でやめたけどそれは生まれる前に始まった。当時学問に励んでいた未婚の(生物学上の)母は僕が大学の高等教育を受けた両親に育てられるべきだと信じていた。ぼくは生まれたすぐに養子として今の両親の元にいったが大学に行かせることが条件だったそうだ。17年後、ぼくが行ったリード大学はスタンフォードなみの授業料で当時の両親の全財産を使い果たすほど高かった。
人生で何をしたいかもわからないぼくは6ヶ月もすると大学にいる意味が見いだせなくてやめてしまった。これは後に非常にいい選択になった。単位取得が関係なくなったのをいいことにその後しばらく大学の講義にはでていたが興味のある講義だけにでることができた。もちろんいいことばかりではなく友達の寮の床で寝泊りしてコカコーラのビンを売って大学には通い続けた。だけど当時自分の直感と好奇心のためにやったことが後々お金に換えがたい経験になっていく。
当時リード大学の構内のいろんなところにカリグラフィーが使われていて本当に美しかった。リード大学はカリグラフィーに関してはアメリカでもトップクラスの講義があり、すっかり見せられた僕はそこで芸術としての文字ついて学んだ。
10年後このことがマッキントッシュの開発の時に一気に花開いた。もしぼくがあそこで大学をドロップアウトしてカリグラフィーをやっていなければマッキントッシュにはあの美しい文字列はなかった。
もっと言えばウィンドーズは所詮マックをコピーしただけなのだからパソコン自体に今のような文字の選択や概念はなかったろう。
今現在未来を見て点はつなげない。過去を見たときに初めてつながりが見える。だけど将来必ず点がつながること信じてやって欲しい。そして強い信念を持って欲しい。どんな信念でも構わない、持つことが重要。仮にレールからはずれることになってもその信念が自分を救うことになり他との違いがでる。
・二つ目の話は愛と喪失(love and loss)について
ぼくは30歳にしてアップルを創ったがクビになった。自分の創った会社から解雇されるのは不思議に思うかもしれない。それはそもそもはアップルの成長のために雇った人と意見が食い違い始め、ビジネスに支障をきたしたがそのときにボードは僕ではなく彼を選んだ。
ぼくは30にして成人してからの人生のすべてを失った、そして何をしていいかわからなかった。自分が起業家の面汚しと感じてディビッド・パッカード(HPの創業者)とボブ・ノイス(インテル創業者)に謝りにいった。ぼくは失敗した。それも大きく公に失敗した。一時期はシリコンバレーから逃げ出そうかとも思った。
でも・・・
やっていることを愛している、もう一度やろうと思った。今にして思えばアップルをクビになったのはすばらしいことだった。軽くなった、愛してることを再びすることできた。そして生涯、愛することとなるすばらしい女性と会うこととなった。事業ではネクストとピクサーをつくりどちらも大成功した。それからなんとアップルはネクストを買収することになりぼくはアップルに戻ることになった。そしてプライベートではすばらしい家族をもつことに・・・
アップルをクビになったのは本当に苦い薬だった。でも患者はそれを必要としていたように思う。
人生は時々レンガで頭を強くたたいてくることがある。だけどぼくを動かし続けたのはやっていることを愛する力だ。絶対に愛することを見つけないとだめだ。それは仕事でも人生でも同じことが言える。探し続けろ、妥協はするな。
自分が偉大だと信じれることをやれ、
愛してると思うこと、人を探せ。
見つけたときにそれは自然とわかる。
探し続けろ、妥協はするな。
・三つ目は死(death)について
ぼくは17のときある言葉と出会った。それは
「明日死ぬと思って今日を生きればそのうち自分が正しい日がやってくる。」
と言うものだ。
それ以来毎日のように自分に聞く。
「もし明日死ぬ運命なら今日このことをするだろうか?」
もし数日ノーが続くようなら何かを変えないといけない。
この言葉はぼくにとって最高のツール。死を意識したとに何も失うものがないことに気がつく
ぼくは一年前に余命六ヶ月の癌を告知され、死の準備をするように言われた。その後精密な細胞検査を受けたけど顕微鏡を覗いていた担当医は泣いていたことをワイフから聞いた。検査の結果極めて稀なタイプの癌細胞で手術で摘出可能だとわかり、おかけで今日ぼくは元気だ。
これを経験したから以前よりもっと確かに言える。死にたい人なんていない。天国へいくような人でも死に急ぐことはしないが「死」は全員が共有する目的地だ。
だけど「死」は人生の中で最もすばらしい発明だ。「死」は変革者であり、「新しき」のために「古き」を一掃する。
そして今日君たちが「新しき」人だ。
だけどいつか君たちも古くなる日がやってきて一掃されることになる。こんな言い方をして悪いがこれはさけようのない事実。そう君たちに残された時間はあまりにも少ない。
だから他人の人生を生きるのに時間を無駄にしてはいけない。
教義に囚われるな、それは他人の思考の結果を生きることだ。
他人のノイズに惑わされ自分の内なる声を引き抜くな。
そして最も大事なのは自分の心と直感に従う勇気を持て。どういうわけか本当になりたい自分を自分はすでに知っているのだから。他のすべてのことは二の次だ。
私が若い頃"whole earth catalogue"という雑誌のような媒体があった。1960年代後半だったのではさみとのりとポラロイドカメラがまだ使われていたが紙媒体のグーグルとも呼べるようなものだった。それも1970年代中盤には無くなることになるが、最終号の裏表紙に書かれていた言葉が今でも非常に心に残っている。
「ハングリーであれ、愚かであれ 」(stay hungry stay foolish)
ぼくはいつも自分がそうありたいと願っている。
そして今日君たちにもそうなることを願いたい。
「ハングリーであれ、愚かであれ」 (stay hungry stay foolish)
みなさん本当にありがとう
追記;
英語ですがスタンフォード大学のウエブサイトに彼のスピーチの全文があります。
サワキさん教えてくれてありがとう!
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:07 | パーマリンク | コメント (5) | トラックバック (1)
2007年02月08日
閉所恐怖症を楽しむ?(なわけあらへん)
久々のトリビアネタ。
このヘッドフォン特殊な音を出して狭いところがむしろ楽しめるらしい。
どんな音かめちゃくちゃ気にならへん?(笑)
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:56 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年02月05日
成功するのに能力は関係ない(でも運だけでもあかんで)
解説を書かせていただいた本が今月でました。アルライズ・ジャックトラウトというマーケティング戦略の第一人者がキャリア戦略について書いた本です。
因みにライズとトラウトはマーケティングの中でのポジショニング(解説)という概念を生み出した二人で売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則という名作で知られています。
さてこの「勝ち馬に乗る!」はキャリア形成をする上で誰でもメリットのある内容ですが、
特になぜ自分より能力の低い人が先に行ってしまったのか?と悩んでいる人にはおすすめです。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:01 | パーマリンク | コメント (5) | トラックバック (0)