三ツ松新'sブログ

イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ

2010年04月30日

「20歳のときに知っておきたかったこと」祝アマゾン総合1位

翻訳企画・解説を書いた本がおかげさまでアマゾン第1位になりました!村上春樹さんの上をいけるとは思わなかったですが、なんだかうれしいですね。ご購入いただいたみなさまありがとうございます!!
まだ読んでない人は20歳でなくて参考になることはたくさんあると思います。

アマゾンのリンク

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 

以下証拠写真w
20sai.jpg

投稿者: 三ツ松新 日時: 11:54 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2010年03月15日

増刷決定!

先日でた解説を書いた翻訳本

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

先週の段階で増刷決定しました。
リリース3日目にしての決定なのでなかなか好調な滑り出し。ありがとうございます!

投稿者: 三ツ松新 日時: 15:48 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年03月09日

「20歳のときに知っておきたかったこと、スタンフォード大学集中講義」翻訳本出ました!

翻訳するといいなあと思う本があると出版社に打診を時折しますが、そんな一冊が近日中にでます。
ぼくは最後に解説だけ書いてますが、翻訳のほうは才色兼備な高遠女史がしているので非常に読みやすく仕上がっています。

タイトルは 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 です。

原本の著者はスタンフォードのベンチャープログラムのディレクターさんです。スタンフォードと言えばベンチャーのメッカシリコンバレー近くにある全米トップクラスの大学。卒業生にはヒューレット・パッカード、ナイキ、ヤフー、グーグルの創業者など数え上げればきりがないが、そうそうたるメンツがそろっている。そんなスタンフォード大学のベンチャープログラムは全米でトップと言っても過言ではないでしょう。

とはいえ本のほうは大学の講義に関する描写もあるが、堅苦しいものではなく著者自身の実体験を通した自己啓発書です。またこの本の著者はは起業家、神経学博士、戦略コンサルタント、大学の先生とまあ波乱にとんだキャリアですが、バックボーンがしっかりしているので変な根性論や俺様ワールドの展開もありません。

今のような変化の激しい時代にどう生きて、どうキャリアを築いていくか迷っている人にはたくさんのヒントがあると思います。

投稿者: 三ツ松新 日時: 20:19 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年02月05日

成功するのに能力は関係ない(でも運だけでもあかんで)

解説を書かせていただいた本が今月でました。アルライズ・ジャックトラウトというマーケティング戦略の第一人者がキャリア戦略について書いた本です。
因みにライズとトラウトはマーケティングの中でのポジショニング(解説)という概念を生み出した二人で売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則という名作で知られています。

さてこの「勝ち馬に乗る!」はキャリア形成をする上で誰でもメリットのある内容ですが、
特になぜ自分より能力の低い人が先に行ってしまったのか?と悩んでいる人にはおすすめです。


投稿者: 三ツ松新 日時: 10:01 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年09月13日

先進的なMBAスクールは砂遊びをする??

過去のエントリーでもMBA教育の進化について触れてきたけどまた新たな動きが・・・・
MBAもイノベーションが必要;29%は多い少ない?
次世代のMBA(ビジネス)はMDA(デザイン)になる?

Wall Street Journal で、おもしろい記事を見つけたが、最近欧米のトップスクールで、砂場でお城をつくったり、ルーブル美術館にいったり、料理を作ってみたりいろいろ変わったカリキュラムがあるようだ。

物事を創造する右脳的なプロセスの理解をすすめることと、場合によってはオペレーションマネージメントやリーダーシップの学習にもなるという。

一見ばかばかしいようだが、何も理屈的におかしいことをやっているわけではない。

例えば、東北大学医学部川島隆太先生と大阪ガスが行った実験でも料理の脳に対する好影響は報告されている。

芸術は右脳活動と強い関連があるのは1970年代にノーベル賞をとったシュペリーの報告からも知られている。

後、かなり以前に牧師が書いたこんな本を読んだ記憶があるが、なかなか真理をついていることが多いと思う。

人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ

もちろんいまさら砂場でバケツやスコップの取り合いをしてる場合じゃないでしょという意見には賛同できる。ただそこがまさしく戦術思考で徹底的な秀才教育を受けてきた日本人が陥りがちな落とし穴だ。

ここで砂場なのか、美術館なのか、はたまた料理教室なのかはどうでもいいことである。少なくともビジネス教育の頂点と言われたMBA教育を受けてきた多くの人間が過度な分析計画の結果、会社をだめにしてしまった経緯がある。その問題点として右脳教育の欠如が仮説としてあり、それらはまったく科学的に体系だっていない領域であるので、
papabaka.jpg

いやあ、さすが我が師匠・・・・それでこそ天才(笑)。

ただ誤解のないように言えばいろいろな試行錯誤を左脳がバックアップして始めて未来につながるが・・・

投稿者: 三ツ松新 日時: 14:44 | | コメント (7) | トラックバック (0)

2006年08月10日

エクスピリエンシャル・マーケティング時代のゲームセンター

ウエールズ大学MBAで、エクスピリエンシャルマーケティングの講義を持っているが、それに関連したおもしろい事例を発見。

因みにエクスピリエンシャル・マーケティングに興味ある人は[新訳]経験経済なかなかいいですよ。
アメリカのアマゾンのビジネス書ではいつも上位ですが、日本では一時期廃刊になり、また最近ダイヤモンドが出してきました。やっと日本でも市民権を得始めたコンセプトでしょうか。著者の一人は元P&Gの人で、これからのビジネスの動きをうまく捉えていると思います。

それはさておきアメリカでの新型のゲームセンターだ。元々は映画館を改造して、オンライン対戦から個室の大画面でのゲームもできる。日本のゲームセンターはある意味相当レベルが高いので、それに慣れていれば思わずしょぼく見えてしまうかも知れないが、こちらは少し趣が違う。
家でやるゲーミングエクスピリエンスを究極まで追求した姿だ。
あと入場料が意外に高く、パソコンを応用しているので、ビジネスとしての採算性もよさそうだ。

game.JPG

投稿者: 三ツ松新 日時: 10:44 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年07月28日

未来学者アルビン・トフラー、日本を語るその2

さてトフラー氏のインタビュー記事に関する昨日のエントリーの続き。
本文中に、日本の教育システムを

アメリカ以上に、「従順で、機械的に働く労働者」を生産するシステムとなっている」
教師がもっと自由に教えられ、自ら「考える」人材が育つようにシステムを抜本的に改革しなければならない

とあるが、非常に頭の痛いコメントだ。これだけ聞いているとなんだか日本人は頭を使わないような印象を受けるが決してそうではありませんよね。もちろんトフラー氏もそのようなつもりで言っていないは重々承知しているが。

小学校の教育をアメリカで受け、ビジネスマンの基礎を外資系で叩き込まれ、現在はコテコテの日本の現場でコンサルティングと教育に携わる人間としては頭を使わない外国人も山のように見てきた。決して日本人が使わないわけではない。ただ自己主張をあまりしないためにそう見えるだけだ。

そのために自己主張を訓練して外国人とディベイトすればよいかと言えばそれは短絡的で、特殊な人を除いてあまりお勧めしない。言語のハンディーも、もちろんのことだがそれ以上に価値観や論理体系がそもそも違いすぎる。誤解を受けない程度の話術はもちろん必要だが。

ただトフラー氏が言うようにさらに自らで考える人材の育成はこれからの知識社会では必要だ。資源のない日本は加工貿易立国として長らく成長してきたが、それが逆に成功の復讐となり昨日言っていた過度な製造業重視の姿勢を強化する。これからはそうではなく新たな資源、「人財」を育てていかなればこの国の未来は暗い。

ではどうすれば良いかといえば日本人の観点から見て二つ考えるところがある。

まず一つ目、科学的に失敗から学ぶ姿勢を身に付けることだ。
いろいろな所で教えていると、とにかく正解を知りたがる人が多い。とかくビジネスにおいては、正解がある問題点なんて本来ほとんどなく、現場ですりあわせながら発見していくものだ。ただしこのすり合わせをいきばたりあったりでやってはいけない。

最も海外のMBAで教える先生から話しを聞いているところでは答えを知りたがる人が多くなったと言うのは世界的に見られる傾向のようだ。だからこそ元々経験則から学び、ボトムアップ型の論理構築をする習慣がある日本人では根付きやすく差もつけやすい。暗黙知を形式化していく不断の努力が大事だ。

二つ目は過去の良いものを活かしていく姿勢だ。
故ドラッカー氏がNHK特集の「明治」で言っていた事柄と共通するが、彼は日本が明治以降目覚しい発展を遂げたのは旧来の価値観を否定せず、ある物を活かして行ったことが大きかったという。因みに彼が絶賛していた渋沢栄一の「論語」の読み方が復刻版ででてますが、なかなかいいですよ。

学生の頃だが世界の主要国で革命を起こしたことない国は日本ぐらいだというのを聞いたことがある。明治もだから革命ではなく維新と呼ばれる。その頃はなんだか腑抜けな国民だなあと劣等感を感じた記憶があるがそれはまったくの見当違いだと今にすれば思う。革命はなんだか破壊的な臭いがする。
自然を愛し、2000年以上国を維持してきた農耕民族が維(これ)を新たにする。すばらしいことじゃないか。

今のはやりの言葉で言えばサステイナビリティーと言うのだろうが、もう何千年もやってきましたよといいたいところだ。ところが一つ目の科学的に失敗から学ぶ方法が確立されていないため、二つめの過去の良い部分を活かすことが、学問体系にならず、現状ではせっかくのノウハウも輸出できない。

加工貿易立国としてこれからは「知識商社」が必要な時代だ。今は知識の輸入業者ばかり(自戒を込めて)だがこれからの挑戦だと思う。思えばそのようなことを漠然と考えて独立したが、本当にまだ山の麓にも来ていないような気がする。

なんだか評論家みたいになってしまったが、さあ、仕事仕事(笑)。

投稿者: 三ツ松新 日時: 11:46 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年05月09日

トムピーターズってほんまにえらいんか?

トムピーターズ氏は、フォーブズの記事によれば賛否両論あるようだ。
確かに破天荒な一面を持ち合わせているのですべてを鵜呑みにするのは危険かもしれない。ただ、だからこそ硬直化した思考にバランスを取り戻し、成功の復讐に陥ることから救済されることとなる。

彼を日本で有名にしたのはおそらくこの「エクセレント・カンパニー」という本だろう。1982年に出版され日本では大前研一氏により翻訳されたが、2003年にまた復刻版がでている。
excellence.jpg

トムピーターズ反対派はこのエクセレントカンパニーを引き合いに「あれにのってる会社もうほとんどだめじゃないか」となる。因みにこのてのことを言うのは赤提灯で酒を飲んでる親父だけではない(って今時赤提灯はないか^^;)。日本を代表するような知識人ですら時々そうである。

おそらくその後大失敗したAtariのような会社を根拠にして言っているのだろうがむしろあの中では例外で、紆余曲折はあれどやはりエクセレントカンパニーに選ばれた会社はいまだに強い。

そのように思っていたところにフォーブズの記事トムピーターズのブログに紹介されていた。

フォーブズの記事中ではいくつかの切り口でエクセレントカンパニーを見ているがやはり多くの場合は業績はいい。
分かりやすい指標をあげれば、本書で紹介されている公開企業の平均トータルリターンは本が出版された1982年から2002年の20年間で14.1%である。因みにダウ平均は11.3%だ。
仮に100万円を各々に20年間前に投資して、その後まったく何もしないでもエクセレントカンパニーなら1400万円が儲かる。ダウ平均の企業であれば860万円にしかならない。

というわけでやっぱりトムピーターズはえらい(^o^)

 

投稿者: 三ツ松新 日時: 21:41 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年04月16日

今日の敵は明日の友!

少年ジャンプのようなタイトルです。
経営学関連の読み物のつもりが、第二段でいきなり絵本の紹介になってしまいました(笑)。
ただ一応関連してますよ。

dragon.jpg
The Knight and the Dragon (Paperstar Book)

人気ブロガー(アメリカテクノラティー百傑)でアップルのアーリーステージメンバーでもあるGuy Kawasaki が紹介していた絵本で思わず買ってしまいました。

彼のエントリーの中でどうやって競合をおいやるかという8つの法則について書いてある物があります。7番目には味方にしてしまうというのがあり、その中でこの絵本が紹介されてます。

この絵本は戦った経験のない騎士と竜のお話です。まずお互い戦う方法を一生懸命本で勉強します(笑)。竜は火をはく方法を覚え、騎士はやりで物を刺す方法を覚えます。
しかし戦っても決着がつかず、体力を消耗するだけなので、最後はいっしょにバーベキュー屋さんを始めてしまいます。

もちろんお互いの強みを活かしますよ。竜は自分の出した火でお肉を焼き、騎士のそれを串刺しにします。

翻訳が見つけられなかったのですが、英語が非常に少ないためなんなく読めます。
大切なことを忘れそうになった時に読み返すといい一冊ですね。

投稿者: 三ツ松新 日時: 22:13 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年04月12日

ビジョナリーカンパニー著者の人生を30秒で変えた黄金の法則

名著「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」と「ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則」の著者で知られるスタンフォード大学教授ジムコリンズが偉大なる市民運動家リーダーのジョンガードナー氏に言われた言葉。彼自身が自分の人生を30秒で変えた黄金法則と言っています。

"It occurs to me, Jim, that you spend too much time trying to be interesting," he said. "Why don't you invest more time being interested?"

「ジム、君はいつも(他人に)興味を持ってもらおうと時間を使ってるようだけど、もっと(他人に)興味を持つことに時間を使ってみたら?」

この言葉深いなー。私もコンサルティング以外に時間の3割ほどは大学での講義や企業研修等で教えることをしているが、興味をもってもらおう、おもしろくしようと心がけるようにしています。
ただ実は相手に興味をもつ姿勢を持つことが一番近道だったりするなあ、確かに。

 

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:09 | | コメント (3) | トラックバック (0)