三ツ松新'sブログ
イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ
2008年11月28日
業績と従業員満足度、どっちがたまご?
これまで業績と従業員満足度に関する研究はいろいろあるが、従業員満足を高めると業績も上がるというのはよくいわれることだ。そういうことを実体験の中で感じた人も少なくないだろう。じゃあ従業員幸せにすればそれでいいのかと言われれば、マネージメントを少しでも経験した人であればそんな簡単な話じゃないことは誰でも分かっているだろう。
アメリカのメリーランド大学の先生の論文で、従業員態度が先か、業績が先かという意味合いのタイトルの物がうまく補足している。この中では従業員満足があがると業績があがることは確かだが、実はその逆の側面のほうが強いという。すなわち業績があがるから従業員満足があがるというのだ。また給与に対する満足は業績と相互作用はもちろんあるが、因果関係があるわけじゃない。
あまりにも物事を単純化していることを承知のうえでこれらのことをまとめてしまえば、組織のアップスパイラルは以下のようになる。
1.業績があがる(一部給与に反映)
2.従業員満足があがる
3.1に戻る
これはモチベーション理論にあてはめても理にかなう。モチベーションには大きく分けて外的と内的要因がある。外的なものはお金をもらう時や誰かに認められた時(承認欲求)に起きる。そしてその結果、内的モチベーションである「やる気」がでてくる。罰も外的要因になりうる。減給や怒られることが外的要因になり、それをさけたいという内的なモチベーションが働くこともある。ただ後者はいろんな原因で少なくとも今は時代錯誤的になりつつあるけど。
もちろん外的要因には影響をあまり受けないような内的モチベーションもある。例えば趣味なんかはそれに近い。最も仕事が趣味ぐらい好きというひとは非常にめずらしいので内的モチベーションがスタートになる人は少ないだろう。
よって先ほどのアップスパイラルとモチベーション理論を重ねると、業績があがると給与もあがるし、まわりからもすごいねと言われる。やる気がでるのでさらに業績があがる。するとさらに給与があがってさらにみんなにすごいね、いい会社に勤めてるねと言われて誇りが持てる。規模の大小に関わらずエクセレントカンパニーの公の秘密だね。
参考論文;
Journal of Applied Psychology 2003, Vol. 88, No. 5, 836–851
Which Comes First: Employee Attitudes or Organizational Financial and Market Performance?
http://www.apa.org/journals/features/apl885836.pdf (原文)
投稿者: 三ツ松新 日時: 12:34 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2008年11月25日
1万時間の法則;天才は創られるもの
AIGAという90年以上続くアメリカのデザイン協会で10月末にイベントがあり、そこであらゆる専門領域の人が講演をした。現地にいかなくてもウエブサイトですべて見れてしまうのはなんと便利なことかといまさらながら、感心する。
ティッピングポイントのベストセラーで知られるマルコム・グラッドウエルも彼の新しい本の内容に関連する講演をしていた。成功した人は才能によるものと思われがちだが、実はそうではなく純粋なる努力の結果だという。
以前から社会心理学者の間で天才がどのようにでてくるか研究されているようだが、天才といわれる人はほぼ例外なく、誰よりもその領域に時間を費やしている。科学だろうが、スポーツだろうが、領域にかかわらず1万時間は超えるそうな。またもうひとつの要素としてその1万時間の中での試行錯誤の重要性を説いている。
当り前のような深い話だが、これは企業のイノベーションにも言える。新しく何かを生み出すときに商品やビジネスのアイデアがあまりに素晴らしいために成功するということはむしり少ない。試行錯誤を繰り返しながら目標に近づくのである。
これまであらゆる企業で名前は変われどイノベーションセンターなるものが作られてきたが、そこにドリームチームをつくり、好きなことをやりなさいというところはことごとく失敗している。
誰にでもすぐわかるけど実行するのは難しい目標が非常に大事。例えばNASAであれば月面に人を送る、ステルス機の開発であれば、敵上空3000メートル(だったと思う)を飛んでレーダーにうつらない飛行機等。一見すると無理難題に聞こえるからこそ、イノベーションが起きるというものだろう。
参考;
http://www.aiga.org/content.cfm/video-gain-2008-gladwell
投稿者: 三ツ松新 日時: 14:49 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月19日
牛力2.0
アメリカのバーモントの牧場では牛の糞を醗酵させてつくったガスで火力発電を行ってる。買うにはキロワットあたり4セント余分に払わないといけないらしいが、非常にクリーンなエネルギーには間違いない。とはいえ現状では需要が供給を上回り、中規模農家であれば月あたり300万円程度の収入がある。
さらにこれまでは糞の汚臭や水質の劣化など問題がたくさんあったが、これも軽減される。また醗酵が終わった糞は干されて、牛舎のしたにまくために使うが、これまで使っていたオガクズを買わなくてよくなるのでそれこそ一石三鳥ではないか。
バーモントではこのようなことを事業化するベンチャー企業もでてきているらしいが、これからこのようなエコに関連するベンチャーはまだまだ増えてくるやろうね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 21:01 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月17日
ハーバードがドラえもんになる日
雑誌アントレプレナーの記事の元タイトルがHarvard for Losers になってるんで「負け組のためのハーバード」のほうが直訳に近いけどこの活動をそう呼んでいいものだろうか・・・
しかしこのMimi Silbert女史の活動には感心を通り越して感動する。スラム街にDelancey Street Foundationと言う名の学校をつくり、無償でホームレス、薬物中毒、前科のある人を教育している。そこの卒業生はその後まっとうな職業につくが、中には医者や警察官になる人までいる。
最近でこそ日本でもNPO流行りだが、UCバークレー校で心理学の博士号を持つ才女のSilbert氏は1971年の30歳になる前に、たった10万円の資金でこの活動を始めている。おそらく博士号をとってすぐの頃だろう。
家族のように同じところに住む学校が始まったが、おもしろいのはそのまま大きくなってることだ。すでに全米に五か所の学校があるが、基本的には住居がいっしょになっている。本拠地のサンフランシスコの施設は37000㎡あるというからすごい。甲子園球場のグラウンドの2.5倍ぐらいだ。そしてもっとすごいのはどの施設もすべて無料で雇われている人がいない。
収入源はもちろん寄付もあるが、施設の住人が運営するレストランやアートギャラリーなどの営利施設からも入る。何かと世知辛いと思われがちなアメリカに運命共同体のような組織ができあがっているが、やはりあの国の一部の人の底力には感動する物がある。本当に称賛してもしきれない人っているもんやね。
参考記事;
http://www.entrepreneur.com/worklife/successstories/article198252.html
投稿者: 三ツ松新 日時: 08:54 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月15日
君の瞳に乾杯
先日飲みながら映画の好きなセリフは何かという話題になったが、やたら印象に残ってるのはカサブランカにでてくるHere's looking at you kidです。
アメリカ映画協会が2005年に発表した名セリフ百傑にはカサブランカからは最多の6個も入っている。その中で最高位の5位にこのセリフが入っている。
まあとにかくかっこいい映画だが、あの永遠の色男、ジュリーこと沢田研二さんがカサブランカ・ダンディーの中で「ボギー、ボギー、あんたの時代は良かった、 男がピカピカのキザでいられた♪」と歌っているほどだ。このボギーこそがカサブランカの主人公のハンフリー・ボガードのことで、このセリフを言った人。まあキザというよりとにかく粋な人ですけどね。
もともと台本にはなかったセリフらしく、撮影の合い間にイングリッド・バーグマンにボギーがポーカーを教えている時に使っていたそう。
映画の中での一場面がこちらから見れます。
ところでこのセリフの日本語訳は「君の瞳に乾杯」であり名訳とも言われている。文字数制限が強い映画の字幕としては確かにそうだ。しかしネイティブの人でも実際このセリフの意味はよくわからないようだ。文法的にも少し変やし。
語源は諸説あるようだが、乾杯するときに「Here is to 誰々(歓迎する相手等)」のような言い方をする。
昔酒場のケンカで男がジョッキで酒を飲む間にやられるらしいのでジョッキで酒を飲みながら使ったのがこのセリフらしい。ここであえてtoを抜くのは見てるのが自分だからということだろう。
まあ意味合い的には「乾杯ついでにお前のこと見張ってるぞ」のような使い方かな。
だから昔の陶器のジョッキには相手を監視できるように底だけガラスのものがある。そういえば昔オヤジが海外でガラス底のジョッキを買ってきてたがなぜそうなのか子供のころ不思議だった。
近年では決闘こそはないが、ポーカーでJQKのカードでそろえた場合に使うようだ。人の顔があるカードなんで全員おまえのほう見ているぞと言うような勝利宣言のし方だ。
さて一見非常にキザな「君の瞳に乾杯」はそうなるとさほどキザでもない。女性との別れ間際に
Here's looking at you kidというのは、「俺は見てるよ」とも「みんな見てるよ」ともとれる。
ただ話の流れからボギーはその場を離れないことを示唆しているので
「ずっとお前のこと見守ってるでー」(ってなんで関西弁やねん)を遠まわしに言っているというのがぼくの解釈だ。ってやっぱりキザ?
今回のエントリーはビジネスとはまったく関係ないが、海外でのパーティートークの一つとしてもっとくのも悪ないんちゃう?
いやーでもボギーはやっぱりかっこええ、一生に一回でいいからこんなセリフが決まる男になってみたい(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:54 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月07日
トウガラシと虫とカビと鳥のパートナリング
最近多様化が進む事業環境ではなかなか一社だけで勝つのは難しく、他社とのコラボやパートナリングの重要性が言われている。マッキンゼーのマーケティング分野のディレクターはパートナリングはマーケティングの4Pに続く5つ目のPだという人がいるほど。古巣のP&GもR&DではなくC&Dと呼ぶ戦略を取り始め外部連携をかなり強めいている。
僕自身が元々学生時代は遺伝子や進化論を勉強していたのでこのブログでは生き物に関連した成長戦略やマーケティングをテーマにすることがあるが、今度はパートナリング。
みなさんしし唐を食べていていきなり辛いものにあたった経験ってありますよね?我が家ではなぜか嫁のほうが当たる確率が断然高い(笑)。
トウガラシも人間がそのために品種改良したものはすべての身が辛いけど、野生種に近いものは辛くないものが混ざるようだ。この辛い成分はダイエットにも効くといわれるカプサイシンだけど味覚というよりベロの熱いと痛いを感じる神経を刺激している。
通常の動物はこの痛熱いカプサイシンを避けるが、鳥はカプサイシンに反応しないので平気で食べてしまう。これはトウガラシちゃんには好都合で鳥は食べるときに種を潰してしまわないので、遠くに糞といっしょに運んでもらえる
でもすべてのトウガラシが辛くないのはなぜか?トウガラシからすれば鳥に運んでもらい、外敵から身を守るにはそちらのほうが有利に見える。トウガラシがどうやって辛くなるかを調べるとそのヒントが隠されていて、虫が手伝っている。虫食いがあるトウガラシの実はその穴からカビが入り込み、そのカビの増殖を防ぐためにカプサイシンを増産させて辛くなる。
ここからはぼくの仮説も交じるが虫は型のよいトウガラシから食べるだろうから良い種が出来やすいものにカビが生えてそちらが鳥に運んでもらえる。しょぼい実は虫から見放され、辛くならないので逆の動物にだべられる。そうなれトウガラシは栄養をいい実に送ることができるし、いい実がつく個体が残りやすい。
これこそwin-win-win-winの見事なパートナリングだ。
参考文献;
http://www.sciencentral.com/video/2008/10/02/hot-chili-secret/
投稿者: 三ツ松新 日時: 15:06 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月04日
オマハの賢人
最近のサブプライム問題で金融工学におけるイノベーションが発端だという批判を時折きく。マネーゲームの結末がこのごみのような問題だ。確かに他人の金で博打して、大儲けのときはたんまり礼金をとり、負けたらばんざーいし国が助けざる終えない状況に追い込むのはいかがな物かと思う。複雑な金融工学理論を駆使しているというが多くの理論はどこの工場でも使う生産管理手法と大差はない。違うと言えばもともと存在する統計用語を変な名前に言い換えてわかりにくくしてるところだろう。
確かに一部純粋な金融工学の学者もいて本当に複雑な理論も存在する。そう言うまともな人にはなんとも気の毒な時代だ。ただ今回の問題は金融工学理論が複雑だから起きたわけじゃない。単純に言えば毒の入った水と真水を混ぜて飲める水の量を増やしたのだ。確かにあるレベルまで薄めればどんな毒でも飲めてしまう。やっかいなのはそれをいい事に、毒の水をさらにたくさんつくったことと後から薄めたはずの毒が増殖してること。するはずはなかったのだが・・・・・
これって問題をあまりにも単純化しすぎだろうか。
そうはいいながら実はぼくは金融工学におけるイノベーションはいいものだと思っている。食品など一部のコモデティー商品の空売りは規制すべきだと個人的に思うけど、金融工学の進歩には賛成で過度な規制には反対だ。金融工学は学問で言えば、歴史も新しくまだまだよちよち歩きの赤ちゃんのような不完全な学問だ。
ここで学ぶべきことは金融工学が悪いということではない。むしろ本当はわからないが、わかったふりをした人が横行していることだ。
ちょっと前になるが8月28日にソープ博士に関するコラムが日経にあった。金融工学の専門家の名前に詳しいわけではないが、たまたま彼は嫁はんの母校で教鞭をとっていたので名前だけは覚えていた。
それはさておきその記事によればMITとUCアーヴァイン校にいたエドワード・ソープ博士は1995年にすでにCDOなどの投資を断っていたようだ。因みにソープ博士は「ディーラーをやっつけろ」のベストセラーで知られるブラックジャック理論の第一人者。異色の数学者であろうが、彼の理論があったためラスベガスはブラックジャックのルールを変更することになってしまった。
その後、彼は金融に軸足を動かし大成功をおさめるが、もう随分前に一線を退いている。理由はレバレッジが効き過ぎて、勝つにはあまりにも大量の資金が必要ということと、情報にウソが多いことだそうだ。
ウソは論外として大量の資金がなければ勝てないということ自体もリスクだろう。
まあ、ようはこのように金融工学を作り上げたうちの一人である、本当に分かっているソープ博士ですらとっくに手を引いている。
このような現象をオマハの賢人といわれる世界一の金持ちバフェット氏が見事に言い表している。彼のインタビューがハーバードビジネスパブリシングにまとめられているが相変わらず簡単な言葉でうまく物事を表現するなあと感心する。全然フィールドは違うがちょっとシニカルで簡潔な言い方は何となくドラッカーを思い出させる。
多少の省略ありで意訳だがバフェット曰く
これは新しくていいアイデアが一時的に間違った方向に行く自然進歩の法則で3i'sと言う。Innovater,Imitator,Idiot(革新者、模倣者、バカ)の頭文字だ。イノベーションに問題があるのではなくそのあとに続くアホが問題だ。
最初は素晴らしいアイデアが革新者により出され本当にいいと思うひとは真似始める。だけどそのうち盲目的なバカが続く。
明らかに自分よりバカだと思う隣人がめちゃくちゃやってお金を儲けていることをヒトはだまって見ていられないのだ。そして気づくとそのうちその「めちゃくちゃ」をいっしょにやっていたりする。
その処方箋としては常に真の価値を見極めること。それは真に賢いことと単なる手段の違いが見分けられる能力だ。簡単なことではないし、ものすごい自制心が必要だ。真の革新と心ここにあらずのマネごとが見分けられるか?また目の前にある絶対儲かる話でも、理屈がおかしい物を去ることができるか?
相変わらずのバフェット節であまりにも核心をついてるので思わず吹き出してしまった。もちろんぼくも公私ともども「バカ」なことをたくさんしてしまったと思うしこれからもする可能性はある。
ソクラテスが言う「無知の知」という言葉を再認識してしまうけど知っていると思いたいのは半ば人間の性。努めて自分が無知だと思わないといかんね。
参考;
http://discussionleader.hbsp.com/taylor/2008/10/wisdom_of_warren_buffet_on_imi.html?cm_mmc=npv-_-LISTSERV-_-OCT_2008-_-LEADERSHIP
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:28 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2008年11月03日
新製品の成功は千三つ
アイデアの数を分母にした場合、新事業や商品の成功率は何%でしょうか?この質問にまともに答えれる人はおそらくいないだろう。俗に「千三つ」ぐらいだと半ばあきらめ気味に言うひともいるが、まんざら嘘でもなさそうだ。
アメリカのデザイン会社のIDEOの一部門でおもちゃのアイデアをライセンスにして売っているところがある。アイデアの数をトラッキングしているらしいが、1998年には4000個のアイデアを創り出した。その中でいけそうなもの230個は製図やプロトタイプを作って12個が売れた。
4000中12なのでまさしく千三つ。あまりの偶然(というか必然)に驚いた。
ただこの会社としてはお金になっているのでビジネスとしてはプラスやけど、アイデアを買った会社が全部を商品化しているわけではない。またしたとしても儲かったものの数を考えるとその先の会社にはさらなる「千三つ」が待っている。
辞書を見れば千三つ=「千のうち本当のことは三つしか言わない意」うそつき。エジソンやタッカーがうそつき呼ばわりされたのも無理のない話かもしれない。
個人的にP&Gにいたころの製品開発を思い出してみてもそうだが、アイデアの数は千では効かない。そのアイデアの中からコンセプトが千三つで決まってもそのあとは千よりははるかに多いプロトタイプづくりが待っている。
独立してからのコンサルティングでも大企業向けの新規事業のプロジェクトなどは最低でも千ほどアイデアを出すようにしているが、それでも最終的な役員のプレゼンに持って行けるのは10個もあればいいほうだ。ベンチャー企業のクライアントはもっと有機的に動くが、アイデアの数はそれを凌ぐものがあるだろう。
ようは失敗を多くした人にしか大きな成功は待っていない。天才ができあがる条件としてとにかく失敗の数が多いことを指摘する教育学者もいるが新商品や事業にも同じことがいえる。
そこで企業の失敗を奨励するような風潮の専門家を時々見かけることがあるが、闇雲に失敗するのもあかんやろ。単純にそろばん勘定が合わん。
あと成功率があまりにも低いと「失敗はいけない」負の文化が育ち、ますますイノベーションを起こす力が弱まる。
行うは難しだが、大事なことは2つ。
1.学ぶことがあれば失敗ではない。
2.安くで失敗(学ぶ)すること。
あまりにも当たり前でばかばかしく聞こえるかもしれないが、3回の大ホームランが出る確率を上げようとする努力はよく見かけるが、997本の空振りを安くする方がはるかに簡単だ。
参考;
http://bobsutton.typepad.com/my_weblog/2008/10/generating-600-ideas-to-get-18-failing-forward-at-the-onion.html
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:56 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)