三ツ松新'sブログ
イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ
2008年09月15日
カナダのストレスを軽くするゲーム
すでに書きかけのエントリーが200近くになってしもうたけどそんな中のひとつ。
最近日本でも職場でのメンタルヘルス問題についてよく見聞きするけど、カナダのMcgill大学がひとつの処方箋になるかもしれん、ストレスを軽くするゲームをつくった。
人間は普段怒ってる顔か笑ってる顔のどちらを見るかによってストレスのレベルが随分と違うようだ。そんな性質を利用してゲームの中ではいろんな人の顔がでてきてひたすら笑顔を選んでいくとポイントが加算される。
1日5分程度で効果があるらしいが、実際テレマーケターでの実験結果もある。テレマーケターと言えばいろいろ悪態をつかれることもあろうストレスのたまりやすい職業やろうね。ところがこのゲームを実施したグループはストレスホルモンが17%下がって売り上げが68%もあがったそうな。
しかしこれ実体験でもようわかるなあ。私もセミナーや講演で年間の半分ぐらい人前で話すけど、何が気に入らないのか最初から最後までしかめっ面の人を見かける。本人からすればこんな顔やからほっとけとなるかも知れんが、これが一番正面あたりにいるといい気はしない。
しかしここに気ばかりとられると本当に話の質が下がってしまう。子供のころに人前で話すときは緊張したら相手をかぼちゃかじゃがいもだと思えと聞いた記憶があるが、早い段階で味方を探して、その人たちに話すほうが効果的かな。話ににこにこしてくれたり、うなずいてくれるような人。まあ一度お試しあれ。
参考記事(英語)
http://www.sciencentral.com/articles/view.php3?article_id=218393051&cat=1_4
投稿者: 三ツ松新 日時: 17:17 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年04月21日
そして日はまた昇る(ものづくり大国日本)
大前研一さんが「未体験の経済に向かう中国」というコラムを書いてるが相変わらずおもろい。
詳細に関しては読んでもらうのが一番いいだろうが、締めくくりのあたりの文章で非常に印象に残った所があった。
外資系企業にとって、世界の生産基地としてのパラダイスでなくなることだけは確実であろう。
しかし、ベトナムやトルコなどは広東省と同じくらいの人口しかないので、中国に取って代わる経済規模はない。結局、中国に代わるものは中国しかないということで、世界はそれ程廉価ではない中国製の商品を買うことになる。デフレ要因としての「特売」中国が終わりを告げ、これからは普通の中国とつきあっていかなくてはならない。
理由としては中国の人件費があがり、元が1ドルあたり今の2,3倍ぐらいまで高くなった時にあっさりものづくりをやめるだろうとのこと。これはまったく同感。
知ってる人も多いと思うけど、中国人は合理的な考え方の人が多く、ものづくりが儲からんかったら商売鞍替えする人が大量にでてきても全然不思議じゃない。根っからものづくりが好きな日本の製造業の人とは根本的に考え方がちゃう。
もともと価格を理由に海外生産にシフトしても、時間の問題で人件費はあがってしまい、コストメリットがどんどんなくなる。それまでに現地での需要が産み出せなければ、また安い人件費のとこに工場を移したりして、あまり意味のないことになることも多い。
しかし中国の場合は地方からどんどん人が流れ込んできたため他の国と比較してこの上昇の進行が遅かった。そこで「生産基地パラダイス」としての地位を長い間保っているが、これも永久に続くわけではない。
長期的に見た場合日本のものづくりがまた元気になる日が来る。ただ今度は生産拠点が日本になるというわけではなくもっとグローバルに地産地消に近いような形が有利になるやろうな。誤解のないようにいうとこの「地」というのはかなり広範囲をさすけど。その時のためにこれからグローバルで戦える人材の育成が今まで以上に大事になってくる。
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:46 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年04月06日
のび太(ビル)がジャイアン(MS)になり・・・
そして、またのび太が・・・・
厳密にはビルゲイツじゃなくてSteve Ballmerやけどね。
今週日本でもヘッドライン飾ると思うけど、マイクロソフトのバルマーが4月5日、ヤフーに手紙を送った。
ようは(※著者による超偏見意訳なので要注意)
「ワ~レr~めちゃええ金でてめー買うたろいうとんのに・・・・・」
「株主にも損させてんのがわからんか~?、ゴラァー!」
「うん言わんかったらもっと悪い条件で今度は株主に聞いてみる(金つむ)かー、あーん?」
「怒るんちゃうかーーーー?、わしもそんなんほんまはしたないけどなあ」
「いやあ、でも人の親切踏みにじってほんまに残念やわ」
「お互い仲良くやっていけると思ったのになあ」
「まあでもわしも人の子や、あと3週間だけ待ったろ、ええ返事待ってるでー」
「ニヤリ」
マイクロソフト、ヤフーのどちらにも味方もしてないし一切個人的な思い入れ等はないのであしからず(笑)
下の写真、適当に集めてみました。
アメリカの3流新聞の3面記事みたいな流れやけどお楽しみあれ。
マイクロソフトのスティーブ・バルマー
あとアダムス・ファミリーのフェスタ―おじさんがわかる人は以下のリンクの画像もどうぞ。
http://www.starkedsf.com/archives/steve-ballmer-the-new-uncle-fester/
因みにバルマーの手紙(英語)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/apr08/04-05LetterPR.mspx
追記;
日本語の翻訳ここにでてます。
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20370891,00.htm
投稿者: 三ツ松新 日時: 12:34 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年11月02日
専門家信じたらあかんって科学的に証明された
やっぱりそうやんな(笑)
INFORMS(Institute for Operations Research and the Management Sciences)からの発表。ここは経営科学・オペレーションズリサーチのエリアでは世界最大の団体だ。世界中から、産官学の最高峰の人々が集まりリサーチをすすめている。
専門家と学生に実際の危機を題材に予想をしてもらいその正答率をみた。結果は以下の通り。
専門家32%、学生29%
専門家の中でのブレイクダウン
5年以下36%、5年以上29%
答えに自信がある28%、自信がない41%
以前みんなの意見は案外正しいという本が話題になったが、みんなの意見に耳を傾けていつも自分の考えが正しいか考えている専門家がええんでしょうね。最もこれは専門家にかぎらんか。
参考記事;
http://www.sciencedaily.com/releases/2007/08/070828154939.htm
投稿者: 三ツ松新 日時: 00:39 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年10月18日
パワーハラスメントのダメージ
やりにくい上司とそうでない上司について
故意に間違えたり、仕事をおそくしたことがある
30%対6%
上司から隠れたことがある
27%対4%
最良の努力をしていない
33%対9%
仮病を使って休んだことがある
29%対4%
休憩をいつもより多くとる
25%対7%
どの程度の時間的損失があるのかはここからだけでは見えないがいやな上司の金銭的損失すごそう。
そろそろいやな上司指数を経営指標に入れるべきやろうね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 22:21 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年07月19日
アメリカでの新しいビジネスの潮流;非完璧主義
歴史的な味の変更をしたニューコークはまだ記憶に新しいと思う。当時コカコーラは相当なリサーチとマーケティング予算をかけたようだがうまく行かず、急遽クラシックコークとして元の味を復活させた。
この出来事はこれまでの収束思考的分析型マーケティングの限界を見せ付けた歴史的な出来事とも言える。

ただ「下手な鉄砲数うちゃ当たる」発散型マーケティングがいいかと言えばそうではない。そんなん当たり前やん、と思うかも知れないがアメリカでもマーケティング巧者で知られる企業もその後、ジェネレーションXを狙った奇妙なドリンクを始め、いろいろ試したがどれもうまく行っていない。
ここで面白いのがコカコーラ社のイスデルCEOは株主にたいして今後もこのような失敗が起きると言い切ってしまっている。また企業再生プロセスの中でさらなるリスクを重ね、失敗を受け入れなければいけないとも。
これはビジネスウィークの記事にあった話だが、これからも失敗はすると株主に対して公言してしまうことはめずらしい。ひとつ間違えば開き直りとも聞こえ、株価が下落しても不思議ではない。日本ではあまりピンとこないかもしれないが、アメリカでは比較的新しい流れだ。
蛇足ですが、P&Gにいたころfailure(失敗)という言葉は報告書等で絶対に許されなかった。failureと言う言葉を learningに変えなければいけない。詭弁のようにも聞こえるかも知れないが、今から思えばこんな小さなことでも大きな違いが起きる。
記事の本文中には失敗から学ぼうとする他のアメリカ企業の試みが紹介されているが、失敗から学び、未来に生かすことは今後の知識社会でますます重要になる。
結局のところ早く安く失敗する(学ぶ)ことがイノベーションへの一番の近道で、今後はそれこそが企業の競争優位性の源泉になる。これからは、未来は予測するものではなく創りあげていくものになる。
投稿者: 三ツ松新 日時: 14:39 | パーマリンク | コメント (5) | トラックバック (0)
2006年05月11日
アムステルダム大学が証明した無意識の熟考
アムステルダム大学の心理学部の教授が物を購買するときを例に意思決定についての研究をしている。

要約ではタオルや鍋つかみのような簡単な物を購入するときには意識的に考えたほうが良い結果が得られると言っている。しかし例えば家や車のように複雑な物を購入するときはむしろ直感的な思考に任せたほうが良いと結論づけている。
論文ではこれを"The Deliberation-Without-Attention Effect"と表しているが日本語では、「無意識の熟考効果」とでも呼ぶべきだろうか。
脳みそというのは元々無意識で働く能力を備えている。というかそもそも「意識」ってなんなんだ?って話もありますがそれは話が長くなるのでまた別のエントリーで書きます。
あなたも何か問題があってその解決策をまったく関係のない時に思いついたりした経験はないでしょうか?それは無意識に脳みそがインプットされた課題を解いているのです。
アルキメデスが「ユーリカ(そうか)!!」と言ってお風呂に入るときにあふれる水を見て金冠が偽物であるか調べる方法を思いついた有名な話がありますよね。あとNASAのエンジニアが気泡入りのチョコレートを食べながら安全な宇宙船の燃料の保存方法を思いついたり、トラックのエンジン音を聞いて小型低音スピーカーを作る方法を思いついたりといくらでも例はでてきます。脳みそは寝ている間も起きている間も恐ろしく多くの仕事をこなすことができるので、いろいろな課題を与えてみてください。
余談ついでに「仕事中途半端術」もおすすめします。私も常に実践していますが仕事は早い段階でとりあえず大枠を考えて中途半端なところまで仕上げ、それからそのまま締め切り近くまでほっておきます。こうすることによって足りない事柄が全然関係のないところで思いつきますよ。そう、脳みそが勝手に働いているのです。中途半端に終わらせた物を再度仕上げるときは意外に早く終わり、完成度もただギリギリのになってやったのとでは雲泥の差がでます。
是非お試しあれ。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:10 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年04月19日
SEXの重要性
タイトルに引かれ思わずクリックしてしまったあなた、私と同類です(^^;)
ただタイトルは由緒ある経済紙エコノミスト(英国)の直訳です。
この場合セックスはご存知のように性別(ジェンダー)のことですね。記事のサブタイトルでは、「中国も、インドも、インターネットも忘れてしまえ、経済成長は女性が引っ張る」とまで書いています。
トムピーターズも最新の本ではビジネスにおける女性の重要性について触れていますが、私も同感です。
因みに私も未だにカミさんに遊んで欲しいため、ありとあらゆる手段で気を引こうとしていますがあまり効果がありません(少し違いますね・・・・・・)
下の表はアメリカでの数字ですが、すでに労働者の性別比率は50/50に近づきつつあります。意外ですか?それともそんなもんだろうという感じでしょうか?
どちらにしてもドラッカーのいう来るべき知識社会では男尊女卑は通用しません。
・学校では女性のほうが成績がいい(本文より)。
・女性マネージャー比率の高い会社と時価総額は相関関係がある(コーンフェリージャパン代表の講演にて)。
・一般消費財の購買決定権には女性の影響が極めて高い。
・右脳と左脳をつなぐ脳梁は女性のほうが20%も太い。
これは左右の脳の行き来が多いことに貢献しますが、より多くの物事を考慮して意思決定することが可能になります。一見女性が優柔不断に見えるかも知れないのはそのためで思考力が劣っているのではありませんよ、おとーさん(笑)。
日本ではおそらくまだまだこれから機会がたくさんあるところだと思います。一番の障壁は我々男(私も含め)の意識のようにも思いますがいかがでしょうか?
追記、
とおもいきや、日本でもこんなサービスが人気。
asahi.com の記事ですが執事喫茶登場。
なんと人不足でシニアまで募集中(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:26 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2006年04月18日
スタンフォード大学から、マネージメント三つの神話
スタンフォード大学教授のフェファー、サットンの新しい本を元にしたペーパーThree Myths of Managementがハーバードビジネススクールのサイトに掲載されています。
その中でマネージメントに関する三つの神話について書かれていますが、それは以下の通り、
1.Casual benchmarking.
2.Doing what (seems to have) worked in the past.
3.Following deeply held yet unexamined ideologies.

簡単にまとめると、
1.安易なベンチマーキング、
もちろんベンチマーキング自体が悪いわけではないが、目に見える部分だけを真似してしまうことに問題がある。
例えばUAがサウスウエスト航空に対応したサービスをつくり、制服をカジュアルにしたそうです。人間は同じですが・・・・・
あとアメリカの自動車会社はトヨタの工場のフロアパターンを真似しましたが、いまだに生産性は追いつけません。
2.過去にうまく行った(と思われる)ことをする、
単なる過去の踏襲を避けるために、自問自答すべき三つの質問。
・過去にやったこととその後でてきた物に本当に因果関係はありましたか?
・過去の方法がもう一度うまく行くほど環境要因は似ていますか?
・過去の成功がなぜ今回もうまく行くと思いますか?
成功の復讐という言葉と通じるものがありますが、失敗も成功も未来においては同じぐらい先入観を与えて同じぐらい怖いものですね。
3.十分に検証されていないイデオロギーを盲目的に信じてしまうこと。
一言で言えばはやりにおどらされないということでしょうか。本文の中ではストックオプションについて手厳しく書いています。
これまでの研究ではストックオプションを含めたインセンティブが組織の能力を高めた例はほとんどない。それどころかストックオプションは短期的な利益追従する考え方が生まれ、悪くすれば不正にすらつながる。
キャッシュフロー経営、時価総額経営、サステイナブル経営、TQM,CRM,SCR等々。どれも重要だけど、流行っているからってやるものではないですね。
最後に本文のことばから
「真似すべきことは行動ではなく考え方だ」
なかなか耳の痛いことばです。
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:52 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)



