三ツ松新'sブログ

イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ

2010年04月01日

本田宗一郎はマーケター

エイプリルフールじゃありません。イメージ的には技術者魂の塊のような本田さん。昔の本田の研究者は市場性や顧客を見ない傾向から技研貴族と揶揄する人がいたぐらい。ただ創業者がそういう傾向の人かと言えばそうでもないね。

以下は彼が生前講演で話していた内容。

「牛や馬が財布を出して買ってくれたってことは聞いたことがございません。やはり人間様が買って頂くものを我々が考えるということになると人間の心理というものをまず研究員は一人一人が知る必要があるということなんです。人間に役た立たない技術だったら無い方がいいんですいらないんです、我々は。役立つためのいかに貢献出来るかという技術これを我々は欲しいのです。」

これはまさしく顧客志向ですね。技術者がマーケティング能力身につけると鬼に金棒。MOT(技術経営)の講師もやらせていただいてますが、これは意外と難しいんですよね。

技術屋は技術に興味があり自分の考え方や作ったものに優秀な人ほど固執する。こだわりと言う人もいるがお客さんから見れば多くの場合はどうでもいい話。顧客志向であるマーケティングの基本は無私の世界であり、下手なこだわりは許されない。その相反する矛盾の中で固執と無私に接点を見いだせる人が成功する。

araipiyoええとこ行ってるでがんばれ!

投稿者: 三ツ松新 日時: 21:19 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年02月12日

アインシュタインの名言2

時の流れは早い。前回アインシュタインの名言を2回に分けて書こうと思ってたらなんと2ヶ月もたっている。今年の年末年始はいつもよりゆっくりしてしまった分少しつけが回ってきた部分もあるな。

それはさておきアルベルト・アインシュタインの名言大2弾。

「すべての宗教、芸術そして科学は同じ木の枝である。」

科学者って世間知らずと思われること多そうだが、さすがにアインシュタイン、森羅万象の理を熟知しているんでしょうね。

優秀な経営者もそうで、彼らはどのような時代でも未来への時間とお金の投資を惜しまない。そして未来はいつもまったくどうなるかわからん。ましてやこんな時代ならなおさら。でいろんな方と接触していると優秀な経営者は独特の世界観を持っている。その世界観は独りよがりだったり自身の経験(これはもちろん大事だが)のみから来るわけではなくしっかりした幹がある。

その幹を人によってどこに求めるかは違うが、大きく学問領域でわけると自然科学、社会科学、人文科学系の分野のどっかについて妙に詳しかったりする。遺伝学、制御工学、仏教、キリスト教、中国史、国語学など分野はいろいろやけど、これらには共通の普遍的法則がたくさんある。

でもっと言えばこういう学問の領域に境界を下手につくらない。これは○○学だから関係ないとか使えないとかならないわけやね。幹をしっかりもちつつも枝もいろいろ生やしてはる。

と思っていたらもう一つアインシュタインの名言。

「宗教のない科学は不完全だ、科学のない宗教は盲目だ。」

アンシュタインってほんと偉いなあ。とつぶやいていたら嫁はんに誰つかまえて偉いって言うてんのと思わず笑われた。まあ確かに、
「アルベルト、失礼」(笑)

原文;
All religions, arts and sciences are branches of the same tree.
Science without religion is lame, religion without science is blind.

Albert Einstein

投稿者: 三ツ松新 日時: 16:08 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月17日

アインシュタインの名言

間違いを犯したことがない人は、新しいことを何もしたことがない人だ。

アルベルト・アインシュタイン

これ簡単だけど深いね。ところで今年の漢字は「新」になって、三ツ松さんの年ですねって何人か言われました。でもあと2週間しかないやん、1月に言うてーな(笑)。

それはさておき新しいことをするのは勇気がいる。失敗が好きな人っておらんし、負けたり、損したり、(ラジバンダリ!)して馬鹿にされるのは誰でもいやや。だけど新しいことをするのもひとつのリスクでそれがなければリターンもない。リスクを下げる努力は必要だが、失敗したこと、負けたことがない指揮官は恐ろしく弱い。

原文;
Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.

投稿者: 三ツ松新 日時: 13:25 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年07月03日

バフェットの名言

誰かを雇うとき三つの資質;誠実さ、知力それと活力を見るといい。だけど一番大事なのは誠実であるかだ、なぜならそれがなければ残りの二つがこちらの身を滅ぼす。

これは人を雇う時に限らず、ビジネス一般にいえることでしょうね。うまい話に落とし穴が多いのはよほどの大親友でもなければ大抵、誠実さに欠けた人が持ってくるから。大親友が誠実じゃない人からもらってきた話は特に気をつけましょう。

原文;
In looking for someone to hire, you look for three qualities: integrity, intelligence and energy," said Buffet. "But the most important is integrity, because if they don't have that, the other two qualities, intelligence and energy, are going to kill you.

投稿者: 三ツ松新 日時: 19:19 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年05月19日

マキャベリの名言

君主論で知られるニッコロ・マキャベリの言葉。

「必要に迫られた際に大胆で果敢であることは、思慮に富むことと同じと言ってよい」

Machiavelli.jpg

今の時代にすごくあった言葉のように思う。不況時には規模の大小を問わずもっともやってはいけないことは一律的な予算カットだろう。

こんな時代こそ大胆で果敢に「やめること」と予算を増やしてでも「やること」のメリハリは大事だが、普段から思慮深く考えているからこそできる芸当だろう。

いろいろ見聞きしていると規模に関係なく優良企業と言われるところとそうでないところは予算の切り口が違うようだが、ダメージが大きいだけに景気が回復する局面では大きな差がつく。

投稿者: 三ツ松新 日時: 12:59 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年04月02日

シュンペーターの名言

「イノベーションの成功は知力の賜物ではない。意志の問題である。」

イノベーションの父といっても過言ではないシュンペーターの言葉だ。もう60年近く前に他界している。

すばらしい知性とアイデアを持つ人に出くわすことは度々あるが、実行する人は意外に少ない。
「成功する人の・・・」的な本をよく見かけるが、成功させる人としたほうが現実に近いだろう。

原文;
Successful innovation is a feat not of intellect, but of will. Joseph Schumpeter

投稿者: 三ツ松新 日時: 18:23 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年12月01日

ピカソの名言

ピカソの名言はどれも深いね。

・子供はみんなアーティストだ、問題は成長したあともどうやってアーティストとしていられるかだ。
・悪いアーティストはコピーする、良いアーティストは盗む。
・コンピューターは役立たずだ。答えしかくれない。
・想像できることはすべて実世界だ。
・ラファエロのように描くの4年かかったが、子供のように描くのに一生かかった。
・一部のアーティストは太陽を黄色い点にする。そして一部のアーティストは黄色い点を太陽にする。
・成功は危険だ。自らをコピーするようになり、自分をコピーすることは他人をコピーするよりさらに危険だ。不稔へつながる道だ。
・創造の最大の敵は「良い」センスだ。
・嫌われることは愛されることより難しい。

原文;
All children are artists. The problem is how to remain an artist once he grows up.
Bad artists copy. Good artists steal.
Computers are useless. They can only give you answers.
Everything you can imagine is real.
It took me four years to paint like Raphael, but a lifetime to paint like a child.
Some painters transform the sun into a yellow spot, others transform a yellow spot into the sun.
Success is dangerous. One begins to copy oneself, and to copy oneself is more dangerous than to copy others. It leads to sterility.
The chief enemy of creativity is "good" sense.
To make oneself hated is more difficult than to make oneself loved.

投稿者: 三ツ松新 日時: 15:27 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月15日

君の瞳に乾杯

先日飲みながら映画の好きなセリフは何かという話題になったが、やたら印象に残ってるのはカサブランカにでてくるHere's looking at you kidです。

アメリカ映画協会が2005年に発表した名セリフ百傑にはカサブランカからは最多の6個も入っている。その中で最高位の5位にこのセリフが入っている。

まあとにかくかっこいい映画だが、あの永遠の色男、ジュリーこと沢田研二さんがカサブランカ・ダンディーの中で「ボギー、ボギー、あんたの時代は良かった、 男がピカピカのキザでいられた♪」と歌っているほどだ。このボギーこそがカサブランカの主人公のハンフリー・ボガードのことで、このセリフを言った人。まあキザというよりとにかく粋な人ですけどね。

もともと台本にはなかったセリフらしく、撮影の合い間にイングリッド・バーグマンにボギーがポーカーを教えている時に使っていたそう。
映画の中での一場面がこちらから見れます。

ところでこのセリフの日本語訳は「君の瞳に乾杯」であり名訳とも言われている。文字数制限が強い映画の字幕としては確かにそうだ。しかしネイティブの人でも実際このセリフの意味はよくわからないようだ。文法的にも少し変やし。

語源は諸説あるようだが、乾杯するときに「Here is to 誰々(歓迎する相手等)」のような言い方をする。
昔酒場のケンカで男がジョッキで酒を飲む間にやられるらしいのでジョッキで酒を飲みながら使ったのがこのセリフらしい。ここであえてtoを抜くのは見てるのが自分だからということだろう。
まあ意味合い的には「乾杯ついでにお前のこと見張ってるぞ」のような使い方かな。

だから昔の陶器のジョッキには相手を監視できるように底だけガラスのものがある。そういえば昔オヤジが海外でガラス底のジョッキを買ってきてたがなぜそうなのか子供のころ不思議だった。

近年では決闘こそはないが、ポーカーでJQKのカードでそろえた場合に使うようだ。人の顔があるカードなんで全員おまえのほう見ているぞと言うような勝利宣言のし方だ。

さて一見非常にキザな「君の瞳に乾杯」はそうなるとさほどキザでもない。女性との別れ間際に
Here's looking at you kidというのは、「俺は見てるよ」とも「みんな見てるよ」ともとれる。
ただ話の流れからボギーはその場を離れないことを示唆しているので
「ずっとお前のこと見守ってるでー」(ってなんで関西弁やねん)を遠まわしに言っているというのがぼくの解釈だ。ってやっぱりキザ?

今回のエントリーはビジネスとはまったく関係ないが、海外でのパーティートークの一つとしてもっとくのも悪ないんちゃう?

いやーでもボギーはやっぱりかっこええ、一生に一回でいいからこんなセリフが決まる男になってみたい(笑)。

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:54 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月11日

人を残すことが上

後藤新平の言葉から派生しているらしいねんけど
「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上。」
そのあとに
「されど金なくして事業成り難く、事業なくして人育ち難し」
と続く。

遺伝学的立場から見ても、自分の遺伝子を将来に残したいと思えば、安定させたいまたは貢献したいと思う順番は自分から家族、地域社会そして国や世界の人々までに影響をしたいと思うのは自然の摂理やしね。

投稿者: 三ツ松新 日時: 13:50 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年09月08日

ナポレオンの名言2

「兵法に複雑な策略はいらない;最も単純なものが最良で一般常識は大原則だ。
将軍が大失態することが不思議だと思う人がいるならば;それは彼らが賢く振る舞おうとするからだ。」

さすが酸いも甘いも知り尽くした名将。日本語にも策士、策に溺れるという言葉があるが、これは成功が重なると誰でも陥る可能性があるでしょう。努めて気をつけんとね。

原文; "The art of war does not require complicated maneuvers; the simplest are the best, and common sense is fundamental. From which one might wonder how it is generals make blunders; it is because they try to be clever."

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:39 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年03月11日

トム・ピーターズの当たり前

もうかれこれ数百個の書きかけエントリーがたまっているが、これがその一番古いやつ。

トム・ピーターズがネイバーフッドの電気屋さんで店員にナイスにしてたら、グッドな扱いを受けたエクスぴりエンスから(by ルー)

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彼も(ルーじゃなくてトムやでw)当たり前すぎることと前置きはしてるが・・・
「私のサービスプロバイダーは私の顧客である。良いサービスを得るにはその人にも良いサービスをしなさい。」

最近職場でメンタルヘルスが問題になってるが、えらそうな客に悩まされる例をよく見聞きする。
昨日も某大手企業の取締役の方と話していたら、客先に常駐している社員のほうがメンタルヘルスに問題を起こすことが格段に多いそうだ。

よく感じることやけどいつからお金を払う人がもらう人よりえらくなってしまったのでしょう?
価値の交換という観点では立場は同等なはずなんだが。もし価値より高いお金をもらっているためにえらそうにされることに甘んじなければいけないなら、それはビジネスではなく物乞いになってしまう。

これに関連するが、マーケティングの顧客志向やCRMが間違って認識されている場面をよく見る。80:20の法則は有名やけど、そのほかに30%の不良顧客が利益の50%を持って行くと言う調査結果もある。

あなたの利益を奪っていく人々は顧客という定義にあてはまらない。ましてやあなたの健康や自尊心を奪うとなるとそれ以前の問題だ。理不尽な客は(厳密には客ではないが)さっさとサービスをやめたほうがいい。自社の利益はあがり、競合の利益が下がる。

私自身も仕事ではもちろんそうしている。何をするかより、誰とするかのほうがはるかに重要ちゃいまっか?それで短期的に売り上げが落ちることもあるだろうが、独立して7年になるが今のところ中長期でのリターンはそれを補うには十分だ。

因みにお金に出すほうになった時の自分なりの心がけ(あくまで心がけですよw)

「上客の扱い受けたいなら、上客のように振る舞うべし」

因みにニューヨークスラングでいえば
"Don't be a ○○○○○○ asshole"

できてるとは言いません、でもサウイフモノニワタシハナリタイw

原語;
My service provider is my customer. To get good service give good service to those who service you.

参考URL;
http://www.tompeters.com/entries.php?rss=1¬e=http://www.tompeters.com/blogs/main/008971.php

投稿者: 三ツ松新 日時: 08:50 | | コメント (4) | トラックバック (1)

2007年11月13日

未来は予測せず創ること

今日は名言というより迷言に近いかな。各業界で世界を変えたヴィジョニストと言っても過言ではない3人。こんな人たちでもなかなか未来は読めない。

いったいどこの誰が俳優の声なんて聞きたいんだ?
H・.M・.ワーナー、ワーナーブラザー創業者、1927年

コンピューターの世界市場は多分5台ぐらいだ
トーマス・ワトソン、 IBM会長、 1943年

640Kもあれば誰にとっても十分なはずだ
ビル・ゲイツ、 マイクロソフト創業者、1981年

身の回りで、すでに起きてしまった未来を見つけるのがイノベーションの出発点だ。

投稿者: 三ツ松新 日時: 08:07 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月27日

ナポレオンの名言

「男は色つきのリボン(勲章)のために長く激しく戦うものだ。」

やはりさすがナポレオン、腹黒い(笑)。

原語;
Men will fight long and hard for a bit of colored ribbon

投稿者: 三ツ松新 日時: 08:02 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年09月30日

偉大な戦略家たちは計画書に意味がないと言う

月4回ぐらいの更新を心がけとるけど最後のほうに3回書くってなんか夏休みの宿題みたいやで(笑)。
すでに書きかけのエントリーが百以上あるけどそのうちのひとつで久々の名言・格言。

アイゼンハワー、チャーチル、モルトケは戦火を経験した名戦略家たち。変化の激しい時代を生きた人らしい言葉を残している。

「計画書には意味がない、計画することがすべてだ。」
 アイゼンハワー

「計画書の重要性は低い、しかし計画することは必須だ。」
 チャーチル

「計画することがすべてだ、計画書は無意味だ」
 モルトケ

めまぐるしく環境が変わる場合は計画書通りに物事を進めるのではなく常に外部変化に応じて計画も変更しなければいけない。
ただし誤解のないように付け加えると、環境変化が少なく、アウトプットを短時間に最大化したい場合はむしろ計画通りに物事をすすめることが大事になる。
あなたはどちらの世界にいますか?

原語;
Plans are nothing; planning is everything.-- Dwight D. Eisenhower
Plans are of little importance, but planning is essential -- Winston Churchill
Planning is everything. Plans are nothing. -- Helmuth Graf von Moltke

投稿者: 三ツ松新 日時: 13:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年04月13日

名言もろもろ

トムピーターズのブログにおもろい名言がいくつかあったので紹介したいと思います。

「『熟考の末に行動しろ』は戦略おぼっちゃま達の呪文だ」 トム・ピーターズ
「準備、発射!、狙え」 ロス・ペロー
「自分が言うことを見る前にいったいどうやって何を考えるかなんてわかるんだ」E.M フォースター
「イノベーションはプロトタイプに対するリアクションだ」マイケル・シュレージュ
「発明は花、イノベーションは雑草」ボブ・メトカルフ
「『我考える故に我在り』は歯痛を見くびる知識人の言葉だ」 ミラン・クンデラ

おまけ;
「事件は会議室で起きてるんじゃないんだ!!!」織田裕二

先日のセミナーでイノベーションは火縄銃思考じゃなく誘導ミサイル思考でいかないと難しいという話をしてきました。根底にある考え方は上にある数々のことばと近いです。

「うまく行くイノベーションのネタなんてそもそもあらへん、イノベーターはうまくいかせよる。」三ツ松新^u^)

誤解のないように付け加えると、考えても無駄と言っているわけでも、下手な鉄砲数うちゃ当たると言っている訳でもありませんよ。ようは誘導ミサイルのように軌道修正が極めて大事。それも走りながら相当考えたうえで。

もちろん無尽蔵に鉄砲球(資本)がある人は例外です。そうなるとビジネスではなく趣味・・・・・・
ある意味うらやましい。個人的には70過ぎたら熱帯魚を売らない熱帯魚屋さんをやりたいと思います(笑)。

原文;
"Think, then act" is the Mantra of "the strategy boys"-Tom Peters
"Ready. Fire. Aim."—Ross Perot.
"How do I know what I think until I see what I say?"—E.M. Forster.
"Innovation is the reaction to the prototype."—Michael Schrage, Media Lab, MIT, innovation guru.
"'I think therefore I am' is the statement of an intellectual who underrates toothaches."—Milan Kundera
"Invention is a flower. Innovation is a weed."3Com founder Bob Metcalf.

投稿者: 三ツ松新 日時: 08:47 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年01月24日

ココ・シャネル名言2

シャネルの名言続編です。
いつも思うが何かを達成した人は常に陰陽のバランスをうまく保っている。シャネルももちろん例外じゃない。

「代用されないためにはいつも違っていなければならない」

「成功は失敗することが避けられないと思わない人によって達成される」

「そのうち扉に変わるかも知れないという思いに囚われて、壁をたたき続けるようなことに時間を費やしてはいけない。」

原文;
In order to be irreplaceable one must always be different.
Success is often achieved by those who don't know that failure is inevitable.
Don't spend time beating on a wall, hoping to transform it into a door.
Coco Chanel
French fashion designer & perfumer (1883 - 1971)

投稿者: 三ツ松新 日時: 12:23 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年12月30日

ココ・シャネルの名言

シャネルと言えばファッション界にイノベーションを起こし、女性の生き方をも変えた人といえるだろう。彼女に関する本を読むとブランディングのいい事例になるが、本の中の彼女に恋をしてしまいそうなほど素敵な人だと思う。
そんなシャネルの言葉、

「20歳の顔は自然から授かった物、30歳の顔は人生が形作った物、だけど50歳の顔はあなたの価値にふさわしい物。」

Chanel_logo.png

昔から父親に40歳過ぎたら顔に責任を持てとよく言われたが、来年いよいよ40歳になる。さて責任の持てる顔になっているだろうか。

原文;Nature gives you the face you have at twenty. Life shapes the face you have at thirty. But at fifty you get the face you deserve.

投稿者: 三ツ松新 日時: 16:25 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月14日

世界最古の企業は日本にあった

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1400年以上続いた金剛組という会社でなんと聖徳太子が百済から招いた宮大工の一人が創業したらしい。もうここまで来るとほとんど神話の世界。

ここのウエブサイトに書いてある言葉

歴史ある企業として、ただ存在するのではなく常に新しい気持ちで、新しい挑戦を続けること。その繰り返しこそが、確実に企業の歩みとなります。

新陳代謝をしない生命体はもはや生命体ではないが企業社会でも同じことが言える。

投稿者: 三ツ松新 日時: 11:03 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年11月20日

あなたは成功をどう定義する?

マーケティング関連の書籍で有名なセス・ゴーディンなかなかのクリーンヒット。以下に彼のブログのエントリーの概略かいてます。原文は→こちら

いつ成功したって言える?売り上げが、シェアがどれだけになったとき?
自分が成功かしたかどうかを他人の判断に任せてない?

映画の成功は評論家が判断
会社の成功は株主が判断
子供の成功は親が判断・・・・・

これはどう?
成功とは自分への約束を守ること。

いやあ、なかなかええこと言うね。

あ、今日中に絶対やると決めたことひとつ思い出した。さて成功をひとつ重ねるか(笑)。

投稿者: 三ツ松新 日時: 13:44 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年10月03日

鉄鋼王カーネギーの名言

ニューヨークにカーネギーホールと言う有名なコンサートホールがあり、まだ小さい頃何度か両親に連れて行ってもらった。肝心な音楽より、ザワザワしている会場が最初の指揮者の一振りで音ひとつない程静まることが今でも強く印象に残っている。

そう言えば、子供の頃演奏が始まる直前に一度爪の先でほんの少し手すりをトンとたたいたことがある。クラシックファンが聞いたら怒るだろうが、まだかなり年齢が小さく、昔のことなのでお許しいただきたい。まさか聞こえるとは思わなかったが会場中に響き渡って驚いた。文字通り針が床に落ちる程度の音だ。でもあの時指揮者は確かに一瞬開始を遅らせたように見えたのは思いすごしだろうか。

ノスタルジーはさておき、そんコンサートホールのために多大なお金を寄付した鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの名言を三つ。

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・最初の人が牡蠣をもらい、二人目の人が殻をもらう。

・成功する人間はひとつの道を選んで、それを変えなかった人だ。

・お金持ちになるには全部のたまごをひとつのかごに入れて、そのかごを見張ることだ。

社会ダーウィン主義の支持者であるだけに企業進化における法則をさすがにうまくまとめた名言だ。


原文
The first man gets the oyster, the second man gets the shell.

The men who have succeeded are men who have chosen one line and stuck to it.

The way to become rich is to put all your eggs in one basket and then watch that basket.

Andrew Carnegie

投稿者: 三ツ松新 日時: 13:25 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年08月02日

欲求段階説のマズローの名言

イノヴェティカのウエブサイトはマズローでの検索が非常に多い。欲求段階説で有名になった心理学者ですが概略を知りたい人はこちらを読んでみてください。
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欲求段階説自体は賛否両論あり、万能ではありませんが、マーケティングでは未だに良くでてくる動機理論です。ただ私自身は理論体系としてよりは価値観の進化を説明するフレームワークとして応用しています。

因みに先日のエントリーの私の師匠、海坊主さんは友達だったそうです。ということは私はマズローの孫弟子か?(笑)。

さて彼の名言を三つ。

・自分の能力以下の人間になる計画を立てたなら、あなたはおそらく不幸せな人生を送るだろう。

・人は成れる者があり、それにならなければならない、このニーズを自己実現と呼ぶ。

・金槌しか持っていなければ、すべての問題は釘に見える。

人生に迷っている人には結構響くのではないでしょうか?
ところで迷うことは必ずしも悪いことではありません。多様な価値観(金槌以外の道具)を持っていれば、いろんな局面で迷うのはある意味当然ですから。因みにお客さんの迷いに手を差し伸べることができるのは高度なマーケティングですよ。

以下原文
If the only tool you have is a hammer, you tend to see every problem as a nail.

What a man can be, he must be. This need we call self-actualization.

If you plan on being anything less than you are capable of being, you will probably be unhappy all the days of your life.

Abraham Maslow

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:45 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年07月03日

マルコム・マゲッリッジの言葉

マルコム・マゲッリッジ(Malcolm Muggeridge)
1903年に生まれ、ケンブリッジ大学卒業。カイロ大学の講師を経て、ジャーナリストとなる。戦時中はMI6に所属しておりスパイ経験もある変り種。
因みにMI6はイギリスの諜報機関でジェームズボンドとバンコラン大佐がいたところ(笑)。

それはさておき彼の言葉、
「忘れてはいけない、流れと同じ向きに泳ぐのは死んだ魚だけだということを。」

厳しいが真実です。でも心配することなかれ。人間生まれながらに強い成長欲求を持っているのでそれをどう開花するかだけ。好きなことで流れに向かって泳ぐほど楽しいことはない。

原文
Never forget that only dead fish swim with the stream." -- Malcolm Muggeridge.
出所
http://www.mycoted.com/Creativity_Quotes

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:36 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年06月16日

ドラッカーの言葉

職業柄いろいろな人と会うが、マネージメントとリーダーシップを混同することばを時々聞くことがある。
定義をいろいろ説明すればそれだけでも本になりそうだけど、先日他界した著名な大学の先生、作家、コンサルタントであるドラッカーが実に簡潔に述べている。

「マネージメントは事を正しく遂行する力、リーダーシップは正しい事を遂行する力。」

ことば上の違いは小さいが思考レベルではかなり違う。前者は決められたことを正しく実行する能力でプロジェクトマネージメントのように業務遂行レベルをいう。ただやっていること自体が正しいとは限らない。
ちょっと極端な例だが犯罪を正しく遂行する能力もマネージメント能力といえる。
後者のリーダーシップは正しいことをまず始めなければいけない。これは組織のおいては門前の小僧から社長まで全員に要求される力だ。

これに関連する話だけど、前職でウエストポイント出身(アメリカの陸軍士官学校)のマネージャーが実施するリーダーシップトレーニングを受けたことがあった。彼のトレーニングの根底にあるメッセージはひとつ。
「Do the hard right not the easy wrong.」
(困難で正しい道を選べ、間違った簡単な道を選ぶな)

言葉にするとなんとなくちゃちくなってしまうが、その時まだ20代中ごろの私はかなり強いインパクトを受けた記憶がある。

そしてそれは職業人として私の血となり肉になっている。本当にできているのかと聞かれれば正直わからないが、難しい判断にせまられた時は未だに思い出す。

原文:
Management is doing things right; leadership is doing the right things.
Peter F. Drucker

投稿者: 三ツ松新 日時: 22:01 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年06月13日

クラークの名言

名言・格言のカテゴリーが寂しいのでもうひとつ。

「適度に発展したテクノロジーは魔法との区別がつかない」

SF作家であるアーサークラークの言葉だ。

まだP&Gにいたころ、かなり上流工程の技術開発プロジェクトに関わったことがあったが、当時私が最もクリエィティブだと思っていた開発者がこの言葉を教えてくれた。

技術系の開発をやっていると、とかく詳細のスペックや統計的違いを調べて優位性を語ってしまうことがある。これはこれで科学的には正しいし、必要なステップだとは思う。ただ忘れがちなのはお客さんはそんなことはどうでもいいと言うこと。厳しい言い方だか実験室の中での優位差は多くの場合は小さすぎて気づいてもらえない。これを「客はわかってない」と毒づき始めると最悪だ。

何かを作ったときに,魔法(理想を言えば)と思わせるほど新鮮なおどろきがなければなかなか売れない。

原文:
Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.
Arthur C. Clarke

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:24 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年06月06日

マーケティング近視眼

マーケティング近視眼という論文でこの世に名前をとどろかせたセオドアレビット氏の名言

「人が欲しいのはドリルではなくそのドリルの開ける穴だ」
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レビットはハーバードMBAの教授でマーケティングでは有名なコトラーが東の横綱とすれば、西の横綱と言ってもいいだろう。コトラーはポスドクで数学に興味を持ち勉強していたことからもわかるようにかなり左脳型のマーケティングでフレームワークを重視するが、レビットはもっと右脳的で概念や物の考え方を示してくれる。

この言葉をはじめて聞いたのは随分前になるがかなり衝撃を受けたような記憶がある。マーケティングでは顧客の立場で考えろとよく言うがこのひとことが最もその理解をすすめてくれたように思う。

ところでこの名言の正式な原文を探してる間に古い中国の言い伝えで
「月を指してる時にバカは指を見る」
というのを見つけた。これも思わずうなってしまった。やっぱり4千年の歴史はすごい。

備考
Theodore Levittの名言の原文は以下の通り。本文では意訳してます。
"People don't want to buy a quarter-inch drill. They want a quarter-inch hole."

>ヒロポンさん
これはどう?

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:46 | | コメント (7) | トラックバック (0)

2006年04月12日

ビジョナリーカンパニー著者の人生を30秒で変えた黄金の法則

名著「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」と「ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則」の著者で知られるスタンフォード大学教授ジムコリンズが偉大なる市民運動家リーダーのジョンガードナー氏に言われた言葉。彼自身が自分の人生を30秒で変えた黄金法則と言っています。

"It occurs to me, Jim, that you spend too much time trying to be interesting," he said. "Why don't you invest more time being interested?"

「ジム、君はいつも(他人に)興味を持ってもらおうと時間を使ってるようだけど、もっと(他人に)興味を持つことに時間を使ってみたら?」

この言葉深いなー。私もコンサルティング以外に時間の3割ほどは大学での講義や企業研修等で教えることをしているが、興味をもってもらおう、おもしろくしようと心がけるようにしています。
ただ実は相手に興味をもつ姿勢を持つことが一番近道だったりするなあ、確かに。

 

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:09 | | コメント (3) | トラックバック (0)