三ツ松新'sブログ
イノベーションコンサルタントのデジタルクリップ
2008年09月25日
ブレスト8つのルール
知ってる人も多いと思うけど、ブレーンストーミングはアレックスオズボーンという広告代理店の人が70年以上も前にあみだしたもの。昔からルールはいたってシンプルで以下の4つある。
1.判断延期
2.自由奔放
3.質より量
4.結合改善
この4つはいまだ健在やけど、さすがに70年もたつとそれだけでは足りない局面もいっぱいでてくる。
ビジネスウィークなりに8つのルールを書いていて、なかなかうまくまとまっている。
まあ私が調査、研究、実践した結果、行うアイデア出しの実施方法がすべて含まれているのでそう思うだけかも知れんけど(笑)。
1.ブレストでアイデアを集めるだけでなく、組み合わせたり、発展しよう。
2.恐怖心があればブレストはやるだけ無駄。
3.グループのセッションの前後で個人のブレストをしよう。
4.アイデアがアクションにつながらなければブレストには何の価値もない。
5.ブレストは実施するのに経験とスキルがすごく重要、得に全体をファシリテートする能力。
6.いいブレストは競争的でない競合が存在する。
7.ブレストはアイデアを出すだけでなく会社の文化や社員のマインドにも変化を起こすためにも使える。
8.ルールを守らないのであれば、ブレストとは呼ぶな。
最後の8番目は含蓄があるのー。間違ったブレストってよくあるもの。グループでやっているにも関わらず、2人ぐらいでディベートしてたり、アイデアを出さない人がいたり。はたまた事実確認に時間をとりすぎたり。例えば・・・
太郎君
「そういえば3年前に出た○○って洋菓子あったやん、あれ和菓子にしてみたらどう?」
次郎君
「ええ、○○は3年前じゃなくて4年前やで。」
太郎君
「え、そうやったっけ?、俺らが入社した年やったやん」
あと延々と続く(笑)。
誰もが1,2度は遭遇したことある会話やと思うけど、これ難しいのが誰も悪気はあらへんねんな。ここをうまく処理するのはファシリテーターの腕の見せ所。下手に注意したり、怒ると、ルールの2番を破ってしまうことになるからね。基本的には相手をほめたあとに、やめることを促すことが王道やね。
参考記事;
http://www.businessweek.com/magazine/content/06_39/b4002412.htm
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:24 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年05月19日
出産もインドにアウトソーシング
しかしすごい時代がきたもんだ。いわゆる代理母出産だけど、ニューヨークタイムズの中でそれをインドへアウトソースするビジネスが紹介されている。当然ながら倫理面の問題を指摘する人もいて、法整備をすべきという議論もある。しかし双方とも満足だそうで簡単に結論が出る問題じゃない。赤ちゃんは相手の遺伝子なのでいわゆる人身売買にはならないし。
そういえば以前テレビで、第2子以降を自分の第1子の臓器提供のために産んだという題材のドラマがあった。たぶん映画でも似たようなものがあったと思う。
一見おぞましい発想だが細胞培養でそれを医療に使いだすとどこまでが生命でどこまでがそうじゃないかわからない。あるいはすでにホルモンを微生物に作らせたりするが、遺伝子は人間のものだ。有名なヒトインシュリンは大腸菌が大量生産してくれる。
著書「利己的な遺伝子」で有名なリチャードドーキンスによれば遺伝子存続自体が生命体の究極の目的で体はそれを運ぶ道具にすぎないという。今ではオックスフォードの先生になったが言い始めた30年前は大論争。しかしこれだと説明のつくことは確かに多い。
もし遺伝子そのものが生命の本体であればすでにやっちゃいけないことをやってしまっている。DNAの切り貼りは目に見えないから気にならないだけか?あるいは体への負担が少ないからか?
学生時代に遺伝学をやっていたときに最後は倫理の問題なんだろうなと漠然と思っていたが、こんなに早く未来がくるとは思ってもみなかった。
イノベーションが起きるとき、すでに起きてしまった未来はまわりに必ずあり兆しは非常に小さい。しかしあとから振り返るとおそろしく大きく、そして早く感じる。
参考記事;
http://www.nytimes.com/2008/03/10/world/asia/10surrogate.html
投稿者: 三ツ松新 日時: 12:13 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年05月02日
脳みそのフィットネスクラブ
サンフランシスコのベイエリアに世界初の脳みそのフィットネスクラブができた。任天堂の脳トレのようなソフトもアメリカにはあり、脳フィットネス関連市場は2007年度で推定225億円でここ2年で2倍になってるそうな。
以前テレビ番組で阿藤快さんが右手を使わないだけで記憶力がよくなったってのをやってたけど、単純に新しいことを始めたり、今のルーティーンをたちきるだけでも記憶力をあげる効果はある。
最もどのようなクイズやゲームがどこを刺激するのか、自分はどこの部分をあまり使ってないのか科学的にわかればかなり魅力的だと思う。
誰か日本でもやりませんか?
参考記事;
http://abclocal.go.com/kgo/story?section=news/technology&id=6019581#
投稿者: 三ツ松新 日時: 14:24 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年04月16日
ラグジュアリー映画館
ラグジュアリーマーケティングなる言葉がここ数年でてきて高価なサービスや商品が意外に売れる現象がある。そんな中でもホームシアターにお金をかける人もいて、僕自身も一度買おうかなあと検討したことがあった。
ところがこの手の物って凝りだすときりがなくて、選び出すといくらでもかけられてしまう。で実際かけてしまいたくなるぐらい楽しい。
だけどそこでふと我にかえって「この金額で近所の映画館に、自宅の目の前からタクシーで乗り付けたとしても、いったい何回いけるだろうか?」考えてしまった。お金持ちはこんなこと考えへんやろうけど、簡単に一生分の映画を見る回数を超えそうだったw
確かに気軽さやくつろげるという観点ではホームシアターに軍配があがるけどね。
だけどシアターをホームに持ってくるならホームをシアターに(ルーっぽい言い方やけど)持って行ったらあかんのやろうか?と何年か前に思ったことがある。ようは自宅感覚で映画館で見れる。
でやっぱりその手のアイデアってどこかで必ず誰かが考えていていたりする。アメリカに経験価値を高めた映画館を展開している会社がある。

まあ私の理想を言えばもっと個室っぽい感じでごろ寝して見たいけどねw。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:02 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年04月04日
とうとうiTunes が全米1に
ある意味歴史が動いている瞬間ですね。
これまでCDはウオールマートが強かったがとうとうアップルのiTunesが抜いた。
因みに12デジタルDL=CD一枚と換算して、実店舗のCD販売枚数と比較している。
日本では携帯電話によるDL市場があるのでアメリカのように一人勝ちというわけにはいかないだろうけどね。
レコードからCDに移る時は消費者サイドからも多少の抵抗を見たような気がするし、なんとなくその気持ちもわかる。あの少しかすれた音のするなんともいえないノスタルジックなレコードの感覚というのは捨てがたい。最も今回は音質についてどうこうという議論はないので移行のスピードも、もうちとスムーズだろう。
ただ何の障壁もないかと言えばそうでもない。例えばおもしろいのが日本での話でジャケットがない、歌詞カードがないなど多少の不満はあるよう。最もこれらも別のルートで解決することは十分可能なんでさほど大きな障壁にもなりにくやろうね。
参考記事;
http://www.businessweek.com/ap/financialnews/D8VQMTR00.htm
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20370680,00.htm
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:17 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年03月14日
IBMもグリーンエネルギー事業
スイスIBMがデータセンターのプロセッサーから出る熱を近隣家庭の暖房の使えないか検討している。企業で新事業案をつくるアクションラーニングなんかすると、重厚長大型企業ではこのような排熱利用関係は良くでてくるが、コンピューター企業とは意外だ。
しかしながらこの排熱利用って意外と難しい。多くの場合は密度が低いエネルギーだったりして使いにくい。例えば1000℃で1kgの物質と50℃で40kg(25℃で)の物質だと取り出せるエネルギーは似たようなもんだがそりゃ前者のほうが使える用途が広い。
IBMでは近隣家庭にという限定することでこの密度の低いエネルギーを利用しようというのはおもしろい。こう言う発想はスイスIBMだからなのか?
最もヨーロッパでこういう発想は実はさほどめずらしくない。木材の廃材を使って民家のセントラルヒーティングをしている例はスエーデンやドイツなどに見られる。またオランダでは発電所の排熱を使った海老の養殖をする事業も存在する。
日本でも事例はあるのだろうが、あまり聞かないように思う。国土が狭いことがむしろ強みなるようにも感じるが。今後このようなエネルギーベンチャーを育てる日本はいい土俵でしょうね。
参考記事;
http://www.tmcnet.com/usubmit/2008/03/07/3315305.htm
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:48 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年03月06日
ロングテールより背油がうまいかもよ
最近職業がよくわからない人ってよく見かける。それ自体は結構なことだと思う。時代が動く時には新し職種もまた創出される。
さてケビンケリーもその一人でもともとは遊牧写真家。それ自体ようわらんのに今はアメリカWired誌のシニアマーヴェリック(反体制派)って「なんじゃこりゃ!」(by yusaku).
まあ一応ジャーナリストというひとくくりなるんやろうけど彼のブログもなかなかおもろい。
1000true fans というタイトルでネット時代には1000人の真のファンを作ろうというものだ
ロングテールはアマゾンや楽天のような新興のアグリゲーターにはビジネスチャンスであり我々一般消費者も選択肢が増えてその恩恵を被る。だけど個人レベルのクリエイターでは実はロングテールでは文字通り食えいない。そしてショートヘッドで大成功しようと思えば、実は今までと世界はさほど変わらない。
だけどここで注目すべきがロングテールとショートヘッドののちょうど中間で下の図の緑と黄色の境界線あたり。

音楽家であれ、画家であれ、陶芸家であれ、写真家であれ、作家であれ、漫画家であれ、映画監督であれ、芸人であれ。まだまだリストは続くが、1000人熱狂的なファンがいれば飯は食える。この1000人の人はクリエイターのすべての作品を買ってしまうような人だ。
例えば、年間1万円使ってくれる熱烈なファンが1000人いれば売り上げは1千万円。資本があまりいらないクリエイターであれば十分だ。10万使う人が1000人いれば1億円で飯が食えるとかの次元ではなくなる。
実際アメリカあたりの個人音楽家でCDをネットで売っている人はいる。年間数万枚売るレベルの人もいて、そりゃメジャーとはケタが二つも違うが、本人はいたって幸せだろう。
あるいは私もセミナーの資料づくりでお世話になることがあるistockというデジタル写真や絵が買えるサイトがある。この絵は1枚10ドルで1年ちょっとですでに5000ダウンロードもある。因みにこのサイトで4ケタのダウンロード数は最近ではめずらしくない。
この流れでまた新しい産業領域がうまれそうないきおいもあるが話が長くなるのでまた別エントリーで。
ところでタイトルの背油ですがパクリです。一昨年にBCGの御立さんが日経ビジネスオンラインでこのヘッドとテール間のことを「背中」と書いてた。コラム上にこの背中にいい名前はないものかということでコメントに「ドラゴンズネック」と書いたと思う。ただ他のコメントで「せあぶらでいいじゃない」とあって「やられた!」と思いました。自分の中ではもちろん「背油」を採用(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:01 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年12月11日
マトリックスの世界はできてしまう
しかしすごい技術があるもんだ。ブレインコンピューターインターフェース(英語)と言って脳にチップを埋め込めば自在に動物を動かすことができる。
それだけでもびっくりするけど、さらに驚いたのはこの技術が30年以上も前にかなりのレベルまで進んでいたことだ。エール大学のデルガードという学者が牛、さる、チンパンジーなどで実証している。
しかしそのあとデルガードを訴える人が何人も出てきたらしい。自分が彼に操られていると・・・・・。早すぎた天才デルガードはまだ存命だがあまり表にはでてこない。
ただこの基礎技術は(どの基礎技術でもそうだが)もちろん悪用するために作られたわけではない。今は目の見えない人や運動能力に障害を持つ人のための応用研究が進んでいる。視力の代替したり、やロボットアームを動かしたりとある程度の成果はあるようだ。
下の写真にあるようにすでにキャップをかぶるだけのものもある。そう、脳にチップを埋めるという怖ーい手術は必要ない。これでメールを送ったり、ある程度のPC操作は意識するだけでできてしまう。

しかしこうなるとマトリックスはもとより、クローン技術と組み合わせればルパン三世にでてくるマモーも手が届く範囲になってくる。
そやけどこの髪型にならなあかんのやったらなんぼなんでもいややで(笑)。

想像できることは具現化できるってほんまですね。
参考記事;
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0602/delgado.html
投稿者: 三ツ松新 日時: 18:12 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年12月01日
グーグル創業者の嫁はんの会社
23andmeという会社でAnne Wojcickiが創業者。エール大学で生物学専攻の才女はグーグル創業者であるSergey Brinのおくさん。
この会社のサービスがおもろい。10万円($999)ほどを払えば向こうからキットが送られてくる。それに
自分の唾液を採取して送り返すだけ。それで自分の祖先がどこから来たかなどいろいろと調べてくれる。結構高い遊びやけど(笑)。
こう言うハイテク過ぎて実用領域に遠かったり認知されにくいものをこのようなゲーム感覚で売るのはうまいマーケティングだと思う。業界は違うけど任天堂やソニーのPSがコンピューター業界に与えている影響は計り知れない。コンピューターと言えばつい30年ぐらい前は特定の人しか触れないものやったけど携帯電話でももうコンピューターって言ってもええぐらいやもんな。
バイオテクノロジーはまだまだ黎明期の産業やけどこんなゲーム感覚の物やエンターテインメント性のあるサービスがでてくればまだまだ裾野は広がるね。最近エコエコとかよくきくけど自家発電やって炭素をだれが一番ためれるか大戦とかどう?。ネットで結果発表して、たまった炭素は売るか寄付するとか。結構燃えるような気もする。任天堂さんそんなゲームどうですか?(笑)
投稿者: 三ツ松新 日時: 11:48 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年11月30日
アル・ゴアがヴェンチャーキャピタリストになる
クリントンが大統領の時に副大統領だったアル・ゴアが今度クライナーパーキンスの一員になるというフォーチュンの記事があった。今年ノーベル平和賞もとって飛ぶ鳥落とす勢い。ヴェンチャーキャピタリストとして今度はエコ系ビジネスの育成に力を入れるそうな。まだグリーン系は投資先として十分な実績はないようだが、ここに手をつけるクライナーパーキンスはさすが。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:10 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年11月24日
日本のエコ万歳
新日本石油やトヨタ自動車、三菱重工業など国内大手16社は大学や政府機関と共同でバイオエタノールの低コスト量産技術を開発する。植物廃材を原料に、2015年に1リットル当たりの生産コストを40円と、国際競争力のある水準まで下げることを目指す。
以上は日経ネットからの抜粋。批評家の間でネガティブなコメントが多いのはわかってるけど基本的に日本のエコへの取り組みは関心することが多い。問題に対して真摯に取り組む姿勢はいいと思う。
もうだいぶ前のことになるけどオイルショックを受けて1970年にアメリカではマスキー法が施工された。基準をクリアするのが不可能と言われたほど厳しい自動車の排ガスに関する規制も盛り込まれていた。当時のアメリカの自動車業界はロビー活動ばかりに走っていたそうだ。だけどホンダがCVCCエンジンで初めてクリアしてしまった。小学生の時、うちの車にCVCCと誇らしげなロゴがあったのは今でもよく覚えている。
最近はバイオエタノールでトウモロコシ高騰が問題になっているが、トウモロコシは効率のいいエネルギー源とは言い難い。トウモロコシは実の部分以外にも大量のエネルギー(糖質)が含まれる。実のデンプンが使いやすい形態なのは間違いない。でもそれを使うのは極論を言えば、札束燃やして暖をとるようなもの。
バイオエタノール先進国のブラジルではサトウキビやイモを使う。特にサトウキビの使用に関しては見事だ。糖蜜をとった後の搾りかすは燃やしてエタノール生産工場で必要なエネルギーにあてる。またエタノール蒸留後のカスもうすめて畑に戻すなどゼロエミッションに向けて確実に進んでいる。
大学と大学院ではバイオテクノロジーを専攻していたが、微生物発酵で廃材を使うことはめずらしくない。もっと言えば光合成能力は植物より微生物のほうがはるかに高い。昔から光合成細菌から直接電気を取り出すような研究はあった。そうなると廃材すらいらないエネルギーがでてくる。
最もそのような研究はかつては安い原油にはまったく太刀打ちできず、研究予算も少なく実用化には程遠かった。応用科学である微生物発酵の研究は採算ベースに乗りやすい、酵素、ビタミンやアミノ酸の生産のほうに行くのは当然と言えば当然。
だけどここに来て随分状況は変わってきたようだ。原油高騰は悪いことばかりじゃないように思うのは私だけだろうか?
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:33 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年11月10日
グーグルは携帯電話やらない
憶測はいろいろあったけどグーグルは携帯電話のGphoneはやめると正式に発表した。
グーグルが携帯電話をやることのメリットもいろいろ考えられるだろう。うまくいけばハード面で携帯電話界の盟主になることも十分考えられる。だけどここでとった戦略は携帯OSの無償公開。
すでに話題になってるがアンドロイドという携帯用OSのことだ。
本当にどっちが良かったのかは成功した後でも神のみぞ知る世界だ。だけどなんと言ってもこのメンタルな強さがすごい。最近でこそあまり聞かなくなったが、少し前まではネット系の会社をあんなのは「カスミ」とか「虚業」とか悪く言う人が多かったように思う。
カスミのまま勝負するのは怖い。多くのネット企業が昔からある会社(テレビ局や新聞社など)を買収する例はめずらしい話ではない。経営判断としてきわめて合理的だと思う。しかしカスミも続ければそのうちカスミじゃなくなることもある。
神の見えざる手で有名な経済学の父、アダム・スミスは誰でも聞いたことがあると思う。200年以上も前に彼は著名な「国富論」の中でサービス産業を「非生産的労働」と書いている。生産性がこれだけ向上した今日では、彼の言う通りその非生産的労働をしている人はもう誰もいない・・・・・・そう??
違うやんな。アダム・スミスの言う非生産的労働者はアメリカで80%いる。日本や欧州でもそんなに離れた数字じゃないだろう。私もその一人だ。
アダム・スミスの言葉を鵜呑みにしていればレイ・クロックはマクドナルドである程度成功したとこで牧場を買収しただろう。そうすれば今頃マクドナルドは世界最大の牧場としてFortune500の上位に君臨していた・・・・・・
ほんまか?
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:12 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年11月07日
車もタダ
ニューヨークタイムズの記事によれば世界最大のソフトウエアメーカーSAPのCEO候補だったShai Agassiが新しいベンチャーに手を出すそう。なんと電気自動車をただで配り電気代で儲けるモデルらしい。
これはadobeなどリーダーを無料で配布してPDF化するソフトを有料で売るビジネスモデルやけど、ハイテク出身の人らしい試み。携帯電話が通信料で、複合機がインクで儲けるビジネスモデルもこの仲間になる。
なんでもタダにすればええというもんちゃうやろと思ったあなた、ごもっともだと思う。車にしても当然電気代にコストはのっかるし、0円携帯でも通話料金にのせられている。だけどローンを組むことを考えたら供給側が間接的にお金を貸していることになる。見方を変えればファイナンス事業である。
GEが利益の大半をファイナンスで稼ぎ、トヨタもファイナンス事業を始めてすでに金融資産はかなり増えている。メーカーが金融事業で儲けるなんて邪道だと言う声をよく聞く。金融事業=金転がしと思ってしまっている人に多いような気がする。
確かに一見本業ではないが、工場の品質管理で培った分析能力やPDCAのような考え方は金融事業ではかなり重宝する。金転がしが嫌いであればあるほど考慮する価値があるのでは?
参考;
http://www.nytimes.com/2007/10/29/technology/29agassi.html?_r=1&oref=slogin
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:51 | パーマリンク | コメント (1) | トラックバック (0)
2007年10月31日
ドクロ、ドクロ、ドクロ
ドクロの形をした砂糖菓子ってまあなんとニッチとおもいきや。全米で100店舗ほどの小売店が扱っている商品でこれをつくるための型や教室まで展開しているよう。
この手のサブカルチャーと思っていた物もサブカルチャーとは言えない勢いがでてくることがたびたびある。これも「すでに起きている未来」のひとつだろう。

投稿者: 三ツ松新 日時: 10:45 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年10月29日
スプレー缶からでるホットケーキ
読んで字の如く。ホットケーキのタネがプシューっとでてくる。トリビアのカテゴリに入れようかと迷ったけどよく考えたら結構かしこい。ホットケーキミックス用の粉を買ってきても意外と面倒。冷凍という手もあるけど焼きたてのよさってあるしな。
ニッチかも知れんけど日本のような「粉もん文化」にはいろいろ応用できそう。個人的には天ぷら用があればとりあえず常備しとくかな。

投稿者: 三ツ松新 日時: 03:07 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年10月25日
ステンレスの飴
ステンレス石鹸で有名なジロンカの口臭消し版。石鹸のほうはだいぶ前に思わず買ってしまったが、この技術のレバレッジにはある意味感心する。たかがステンレス(失礼)でここまでやってしまうとは。日本では効果の科学的説明に問題があったようでそれは反省せなあかんやろうけど、ステンレスのこのような使い方を考えだしたのはイノベーションとして見習うべきやろうね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:30 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年10月20日
究極の中抜き、1週間でアルバム120万枚
イギリスのロックバンド、レディオヘッドが無料DLのアルバムを発表した。寄付を募ったところ1アルバムあたり8$集まったらしいけど1週間としては悪くないな。
最近のロックバンドは音楽よりTシャツやツアーで利益を出すらしいので実はここから。レディオヘッドはマーケティングの4Pでいうところの巨大なPlace(流通)を瞬時に築いた。
ネットの世界では大絶賛で単純にすごいことだと思う。ただあえて天の邪鬼になるとすればもともとはEMIのメジャーからデビューしているのであくまで既存の流通に育ててもらってからネットに移行していることになる。メジャーがいらないと言ってしまうのは早計だね。

参考;
http://mashable.com/2007/10/19/radiohead-album-sales/
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:34 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年10月05日
グーグルは携帯電話でweb4.0の覇者を狙う。
アメリカのビジネスウイークで「グーグルフォンはゲームを変えてしまうのか?」というタイトルの記事があった。詳細についての報告はないそうだが、広告モデルで無料または格安の電話を提供するのは容易に想像がつく。因みに広告を聞くことにより電話が無料になるサービスはすでにあるが、AT&Tの社長が言うようにすべての人が無料のために時間をギブアップするとは思えない。
しかしここからがおもしろくなるところで如何にユーザーが喜ぶ広告が提供できるかに成功がかかっている。たとえば検索エンジンと連動ができればユーザーがどのようなことに興味があるのかある程度予想ができる。それに携帯の位置情報やスケジュールと組み合わせれば、セス・ゴーディンが言うweb4.0の世界がやってくる。どこかで暇にしていれば、時間帯に合わせて好きなお店の紹介が入る。あるいは飛行機に乗り遅れそうになったら次のフライト時刻やほかの交通機関の紹介をしてくれる。
ようは個人向けのコンシェルジュが誕生することになる。
またオチがあらへん、今日は堪忍な。
投稿者: 三ツ松新 日時: 23:01 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年08月23日
オランダの箱入りホテル
みなしゃーん!1か月以上ぶりですがお元気ですか?夏バテしてませんか?私のこと忘れてませんか?山は死にますか、風はどうですか?(って人のネタパクんなゴラァ!)
それはさておき、ちと変ったタイトルの記事がビジネスウイークにあった。
ようはビルの空きスペースを利用したプレハブのブラグイン型ホテルやけどね。オンライン予約で会員カードでチェックインできるため人件費はかなりおさえられ安くで泊まれるところがなかなかかしこい。あとおもろいんはタッチパネルで部屋の電気の色を気分のよって変えたりできるところ。
個人的には出張先でホテルのサービスを楽しむ余裕はほとんどあらへん。そういえば10年以上前になるけどオーストラリアのプラントの立ち上げやってた時に、場所がらバリバリのリゾートホテルに泊っとった。そやけど朝出て行く時に浮き輪もったガキんちょとビキニのおねーさん横目に作業着来て1日窓のない部屋で20時間近くはりついてたもんなあ。
ホテルの人がいつも泊ってくださるので特別な部屋をご用意しましたといって300㎡はあるだろうスイートにアップグレードしてくれたときは笑ってしまった。
アメリカ人の上司と同じ部屋にしてくれてありがとう!
「・・・・・・」
そやからいつ頃からかいつも一番近いホテルを予約しとるけど、この手のホテルがオフィス街に散らばっとったら便利やなあ。
投稿者: 三ツ松新 日時: 08:46 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年06月13日
食べれる花束
花束って遅かれ早かれ枯れてきて捨てなければいけないことに抵抗ありません?
アメリカにはすべて果物でできた花束を提供するフランチャイズビジネスがあります。
なかなかのアイデアやね。

投稿者: 三ツ松新 日時: 09:03 | パーマリンク | コメント (3) | トラックバック (0)
2007年06月04日
Googleの車載カメラ
日本ではまだやけどアメリカのグーグルマップでは街中の景色まで見れてしまう。VWのビートルにカメラのせてアメリカ中走り回ってるらしい。人によっては家の中まで映ってることがあるそうな。
投稿者: 三ツ松新 日時: 12:59 | パーマリンク | コメント (3) | トラックバック (0)
2007年05月23日
ゴミ収集にもビジネスチャンス
コロンブスのたまごといえばそれまでだけどアメリカのシーホースパワー社のこのごみ箱かしこい。

太陽電池がついててそのエネルギーでゴムをつぶして小さくするようだ。
メリットはごみ回収の回数が75%削減できること。それと電線がいらないので初期の設置コストが安い。
値段が日本円で40万円程度なので高いのは玉に瑕だがごみ収集回数が減るので比較的短い時間でコストの回収が可能だそうだ。
太陽電池の価格はここ20年で10分の1ぐらいになっている。おまけに日本は太陽電池による総発電量は世界1で49%もしめる太陽電池先進国だそうだ。最近またエコロジーとかサステイナビリティーあたりの話題をよくきくけど、このエリアのビジネスチャンスはまだまだこれからありそう。
サスティナビリティーは横文字にするとなんとなくかっこええけどもともと自然との共生をこころがけ持続可能な社会をつくるのは日本人が得意とするところでしょう。ITでは出遅れたがサステイナビリティービジネスはまだまだこれから。
投稿者: 三ツ松新 日時: 08:51 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年05月22日
世界一のイノベーション大国は日本
ジャパニーズバッシングからパッシング、ほんで最近はナッシングとまで言われてまうようなことがおおいけど久しぶりに明るい話題やで。
ロンドンにあるEIU(Economist Intelligence Unit)が最近の調査で国別のイノベーションランキングで日本を1位と発表した。2位はスイスで3位はアメリカ。因みにEIUは経済誌のEconomistやCFO magazineを出版しているEconomist group の傘下にあるシンクタンクでなかなか由緒あるところです。
イノベーションは最近は広義の意味でハイテク以外のサービス業も含めた領域での事業革新をさすことも多いが、世界中485人のシニアエクゼクティブを対象にしたこの調査では重要な要素のトップ(92%)にワークフォースの技術的スキルをあげているのは少し意外。
ドラッカーがビジネス=イノベーション+マーケティングだと言っているが、そうイノベーション力のある日本に今まさしく足りないのはマーケティング能力だ。それも誤解されがちな売る技術としてのマーケティングではなく、骨太な顧客の潜在需要を見出すマーケティング思考の醸成でしょう。
(あっ因みに売る技術としてのマーケティングは否定してまへんで)
とまあ口先だけはいやなので非常に居心地のよかった会社までやめて独立して6年間そんな活動をしてきてたけどまだまだこれから ダーーーーーーーーーーー!(って古い?)
そう言えば最近アントニオ小猪木って完全二番煎じの芸人がいるけど何を隠そうこういう哀愁のある感じがなんとも好き(笑)。
ぼくもピーター・小ドラッカーとかトム・小ピーターズに名前変えようかな(爆)
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:20 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2007年05月09日
MBA学生に人気1位のグーグル
フォーチュン誌でアメリカのMBA卒業生の人気企業ランキングに11年連続1位のマッキンゼーをおさえてグーグルが選ばれた。確かにイノベーションが流行言葉のように連呼されてるところとは違い、グーグルの動きは何かとユニークだ(日本政府が掲げるイノベーション25も掛け声だけで終わらないことを心から願うばかり)。
あとGenYと呼ばれるベビーブーマーの子供たちは権威よりライフスタイル重視とあるがそれもうなづける。その他にマイクロソフト、アップル、ナイキと西軍が人気企業として順位をあげているのは偶然じゃないでしょう。
ライフスタイルを求めるならそりゃ西に行くよな。そういえばうちの義理の両親は西海岸いったきり30年近く戻ってきませんが気持ちはわかる。もちろん消息不明という意味やないで(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 08:59 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年04月05日
赤ちゃんのディスコ
以前子供用のホテルに関するエントリーを書いたが今度は赤ちゃんといっしょにいけるディスコ。

元々はプロダンサーのヘザーが赤ちゃんができたときにニューヨークのブルックリンで始めたパーティーがきっかけ。今では全米の16都市にもある成長性の高いビジネスになっている。日本ではすぐには難しいかも知れないけど、確実に時代は動きつつあるので今からはじめれば赤ちゃんといっしょに系のビジネスで先駆者にはなれますね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 12:21 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年03月27日
イノベーション疲労は企業の致命傷
ビジネスウイークにコラムを書いてるブルースがBCGと共同でアメリカ企業イノベーションに関した調査をしているそうだ。詳細の結果は来月になるらしいけどトップマネージャーがイノベーション疲労を起こしている症状がでている。2,3年やって成果がでないからというのが原因らしい。
イノベーションを起こすにはかつての品質管理のムーブメントといっしょで会社に新しい文化を根付かせないといけない。頭が痛いのは思考特性的的に品質管理とイノベーションは相反する価値観。品質管理戦争においては日本企業は躍進したけど、それが故にイノベーション脳を導入しようとすれば拒絶も強い場合が多々ある。
だけど顧客ではなく技術者が思ういいものを作っても、もはやそれを前提だとしてか思ってくれない。今後企業が生き残っていくには洋の東西を問わずイノベーション能力は必須になる。
投稿者: 三ツ松新 日時: 15:39 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (1)
2007年02月14日
ロングテールの著者による新しいモデル
それはアンダーソンスイッチ。
Negroponte Switch というモデルがあるけど、簡単に言うとwiredな物すべてがwirelessになり、そしてその逆もまた同様だと。まあ乱暴に言えばみんな無線でつながるということをMITのNegroponte博士は10年以上前に予言していた。
それに対してアンダーソンは
「アナログからデジタルの移行にあたり、有料の物は無料になり、そしてその逆もまた同様」
というアンダーソンスィッチを提案している。
ネット以外の世界ではフリーペーパーやケーブルテレビでお金を払うような現象はすでにおきてますがこれからもどんどんでてくるでしょうね。
そこで私なりの「ミツマツスィッチ」をおもいついた。
「アナログからデジタルの移行にあたり、プロモーションのないものにはプロモーションが付随する、そしてその逆もまた同様」
いかがでしょう?
原文;
I propose that in the analog-to-digital conversion things that are paid will become free and vice versa
投稿者: 三ツ松新 日時: 15:10 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年01月27日
イギリスのクセ毛をなおす自動販売機
自動販売機もいろいろあるがクセ毛をなおすために自動販売機を設置している会社がイギリスにはある。パブやスポーツジムなどに設置しているようだ。
昔P&Gでヘアーケアーグローバルの商品開発をしていた経験から言えば、イギリスの人は概ね髪の毛が細く、雨が多いためクセ毛がでやすかったり髪の毛がペチャンコになる悩みが多い。
そんな国ではこんなおもしろい自動販売機も成り立ちますね。
自動販売機王国の日本でも活花や生鮮食料品などおもしろいものがたくさんありますが薄くなった髪の毛を直す自動販売機はないでしょうか?(笑、というより泣?)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 16:38 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年12月13日
みんなで書くWiki本
以前「みんなの意見」は案外正しいと言う本があったが、それを本づくりに活かすとこうなるのかなあ。
Wikiを使って多数の人間で本を書く実験で、MITやウォートンをはじめとする識者も参加するそうだ。出版されれば自分の名前も著者としてのる。
オンライン辞典のウィキベティアはすでにうまく行っているが、このような共同作業はコンテンツ関連であればなんでも応用が利く。
最近マーケティングの世界でも消費者参加型がますますさかんになりつつあるが、いっそのこと商品コンセプトもお客さんにつくってもらうのもおもしろいと思う。
投稿者: 三ツ松新 日時: 16:15 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年11月30日
オーストラリア発;ワイヤレスで飲み物を奢る
最近口癖になりつつあるが、本当にいろんなことを考える人間が世の中にはいるものだ。
bCODE drinks というサービスでは携帯電話で送ったメッセージ(SMS)を利用して遠方にいる友達や恋人に飲み物が奢れてしまう。自分の情報をウエブ上でbCODE drinks に登録しておけば奢った相手は店にあるスキャナーを利用して支払いができる。
このサービスはbCODEという、モバイルチケッティングという新しいポジショニングを築こうとしている会社が母体だ。チケットの決済機能を応用した面白いサービスですが他のサービスへの展開も十分考えられるがここあであえてバーで飲み物を奢ることに特化しているのが巧妙。日本ならお年玉とかにも応用できるが・・・・ いやそれはあまり良くないな(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:21 | パーマリンク | コメント (3) | トラックバック (0)
2006年10月16日
手が汚れるイカ石鹸
米国厚生省疾病管理・予防センターによれば手洗いを正しく慣行すれば、食中毒の50%は削減できるとしている。
でも子供ってなかなか手をちゃんと洗いませんよね。そんな子供(あるいは大人)たちのための石鹸です。
ポンプの頭にはんこがあって使うときに自動的に手にスタンプを押してくれて、わざと手を「汚して」くれる。このはんこがなくなる頃がちょうど手を洗い終わった時間。
名前はイカ石鹸で形もイカ、でもインクはオレンジです(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:53 | パーマリンク | コメント (4) | トラックバック (0)
2006年07月31日
KaazaとSkypeを作った二人が次はプロジェクトヴェニス
KaazaとSkypeを作った起業家2人、ZennstromとFriisが今度はプロジェクトヴェニスを立ち上げる。
Kaazaはファイル交換ソフト、Skypeは無料電話でどちらもP2Pを利用した画期的なサービスだ。

当然と言えば当然だが今度は動画にフォーカスして、インターネット上でTV番組や動画を配信できるソフトウエアを開発する。Kaazaの時は随分著作権の問題で話題を巻き起こしたが、今度は同じ失敗をしなようにように始めからテレビ局との連携を試みている。
ところで、彼らのおもしろいところは完全に勝ちパターンができていて、それを繰り返していくところだ。
ただ毎回その状況に応じて戦術的には違うアプローチをとる。
成功するかしないかは神のみぞ知るですが、成功率は他より高そうですよね。
企業でも人間でも、どんな勝ちパターンが作れるかは非常に大事。状況に応じて現場での具体的な行動を変えていくことはもっと大事。まさしく戦略的思想ですね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:33 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年07月24日
マイクロソフトもiPodとiTunes
オンラインミュージックにとうとう大御所登場。マイクロソフトが今年中にポータブルミュージックプレーヤーとそれに付随するサービスを始めると発表した。その名前はZUNEで以下がロゴ。
上記にウエブサイトもリンクしましたがまだあまり情報は開示されてません。メールアドレスを登録しておくと今後の情報をアップデートしてくれます。最近ネットサービスのプレリリースに多い方法ですね。
ところでこの名前ですが、
Xbox+iTunes=Xune(xは英語でザ行)=Zune
ではないかという推測がどこかのブログにあったがかなり説得力があり、本当にそうであればかなり安直(笑)。最もただのコードネームで実際のサービス開始時には違う名前になる可能性もありますが。
さてイメージで先行するアップルに2番手で仕掛けるマイクロソフトはどう勝負に出るか。DRM(デジタル著作権管理)の整備に関してはマイクロソフトのほうがオープンで外部に使いやすいので、そのあたりを機軸にすればまだ残された市場で戦うことは十分可能だ。
OS戦争の時にはハードにこだわり、OSの提供や互換性を持たせるのに遅れた(ほとんどしなかったとも言えるが)アップルは失敗例のように言われた(ここへ来てスタイリッシュで持っててうれしくなるハードで儲けるお家芸で復活しているけど)。
クローズドなDRMのアップル陣営に対して、オープン性を武器にするマイクロソフト。なんだかパターン似てませんか?最も似てるからと言って同じ結果にはなりません。外部環境要因の違いを認識しなければ火傷をする可能性も大。
因みに日本でオープン性という観点から似たような事例をあげれば、80年代に面白いソフトしかないように選択と集中戦略をとった任天堂。カセットが高価で零細ソフトウエアハウスには結構負担だったようだ。
それに対して敷居を下げて零細ソフトハウスでも入れるようにして、多産多死型戦略をとったプレーステーション。軍配は皆さんご存知の通りです。
面白いソフトしかない任天堂は確かに古典的なブランディング上は正しいように感じる。特に成熟市場であれば誇大広告に半ばだまされたお客さんが増えてくるので、選択は楽しみよりもしろ苦痛であることすらある。ただ成長市場で、娯楽の世界だったので「面白い=たくさんから選べる」だったのだろう。
因みに私が応援するベンチャー企業が始めた新しい動画配信サービスのxcreamがマイクロソフトのDRMを利用したのはオープンだったことが大きい。特に有料配信市場においてはかなり重要ですね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:43 | パーマリンク | コメント (3) | トラックバック (0)
2006年06月26日
カナダの水中林業
カナダにはなんと水中林業をするビジネスがある。ダムを作るたび水没する大量の森林があるそうだがその水中木材を伐採します。
その機械が以下の写真にある無人ロボットで名前はSAWFISH。遠隔操作が可能でソナーとカメラが8台に電動ノコギリがついている。

「なーんだニッチなビジネス」
と思ったあなた、侮ることなかれ。
世界中の埋蔵木材はなんと6兆円!!これならそれなりのビジネスに育ちますね。
そこでさらに追い討ち、
「でもあかんやん、競合が入ってきたらすぐに伐採が終わって時間の問題で会社倒産、ヒヒー」
と思ったあなた・・・・
確かに有限です、石油と同じように。でもそこからが勝負。
世界中の埋蔵木材を切り出したら本当に発展はないだろうか?
6兆円分の木材を切り出すのにそれなりの年数はかかると思うが、10年もすれば無人での水中オペレーションという心強い武器が手に入る。特に他社がニッチと言って手を出さなければなおさらである。
その場合は例えば水中での水産品の採集や水底牧場の運営などは可能だろうか?
あるいは構造物の破壊、建設、運搬等の方面に発展できないだろうか?ここにはすでにたくさんの競合がいると思うが、切ることと運ぶことに特化することも考えられる。あるいは水中における木造構造物という新境地を開いていくことで何か新しい価値は提供できないのか?
因みに木材自体は腐っていないのか心配なあなた。
木材は酸素がない状態で保存されているので、むしろ通常の木材よりいい特性をもっているらしい。
あと切り出した木材はそのまま水面に浮いてくるので輸送も楽。木を育てる必要もなく、もともと朽ちて無くなるものを使っているので環境にもやさしい。なかなか秀逸なビジネスモデルですね。
座布団2枚、いや3枚かな(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:53 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年06月23日
犬のうんちでも儲けるイタリア人
思わず暖かい笑いをさそうミラノの公共受託事業です。お金の出どころは市ですが、住民のモラル、効率性、楽しさの三つともに効果をあげるおもしろいビジネスモデルです。イタリア人に座布団5枚あげたいところ。(笑)
名前はプープトピア(pooptopia)。うんち(poop)とユートピアの造語です。うんちの多い地域につけられる不名誉?な称号。因みにうんちの少ない地域はパップトピア(pupは犬の意味)と呼ばれる。
これまで犬のうんちは市が週に1回清掃していたそうだが、5,6日目ごろにはかなりの量のうんちが道にころがることになる。そこで数名のうんち嫌いの若者が立ち上がった!!
ゲームを始めるにはまず、参加者はチームをつくり、ここのサイトに登録します。そして町に出てうんちを探す!運よく茶色いお宝が見つかれば、写メールで写真とその場所を送ります。それが新しく発見されたうんちかどうか、なんとコンピューターシステムで同定します、いやまじで(笑)。
新しく発見された「お宝」であればチームにポイントが入り、ポイントの高いチームは景品がもらえる。因みに今週はハワイアンマカダミアナッツチョコ。イタリアでなんでハワイアン?(笑)。
このうんちの場所から夜中の間に清掃バイクのルートが決められるので効率的にうんちの収集が可能になる。
また最初にも書いたようにうんちの多い地域はプープトピア、少ない地域はパップトピアと呼ばれ発表される。自分の住んでいる地域が「うんちの楽園」と呼ばれたら少しいやですよね(笑)。

どちらにしても非常に秀逸イノベーションです。日本の公共サービスにもおもいっきりいかせそうな発想ですね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 13:21 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2006年06月02日
ドイツの子供用ホテル
我が家もそうですが夫婦共働きの人は子供が小さいうちは何かと苦労することが多い。子供の預けるところはいろいろあるがクォリティーが必ずしも満足するところばかりではない。
最近は保育園もいいところがでてきたようだけど、それでも例えばどちらも出張でいないとなるとなかなか対応は難しい。その場合我々は祖父母に頼ることが多いのですが一般的には近くにいるとは限らない。
ドイツの子供用ホテルはそんな心配を一掃してくれそうです。毎日使うところではないが、子供が楽しくお泊りできるように教育プログラムなど用意されていて、短期ステイには非常によさそう。

まだまだ日本ではニーズは少ないかも知れないが女性の社会進出に伴い有望な領域になりそうですね。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:31 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年06月01日
外部環境要因とイノベーション
ガイカワサキのブログで紹介してたがこのチャートはなかなかおもしろい。
100年ぐらいの期間で人口や株価をはじめ電化製品の浸透をカラフルなチャートでしめしている。
イノベーションは外部環境要因の兆しをどうつかむが鍵になるけど、これをながめてるだけでもいいブレーンストーミングのネタになりそう。

投稿者: 三ツ松新 日時: 12:51 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月23日
アメリカのアイスクリーム工場が入った自動販売機
タイトルの通りその場でアイスクリームを調合してくれる自動販売機だ。

1990年代前半にマスカスタマイゼーションという考え方を提唱した人がいた。順列組み合わせをつくることにより実際の商品群以上の選択をお客さんに提供しようというものだ。コーヒーの自動販売機は典型的な例で2種類程度の豆でも、クリームと砂糖の増減レベルで簡単に数十種類の選択肢ができあがる。
今のナイキIDなんかもその好例でしょう。言うまでもなくこのアイスクリーム工場もベースの味にいろいろな混ぜ物ができるマスカスタマイズのさらに進化したものだ。
マイクロ工場やロボットの研究が進んでいる日本が本気で取り組めばまだまだ自動販売機には可能性がたくさんあると思う。
アイスクリーム自動製造販売機ができるのなら・・・・
カレー、サンドウィッチ、すし、カクテル、ビザ、食べ物以外なら、靴、かばん、アクセサリーなどなんでもいけそう。
あと例えば、恋人とかなんかもいけますよね。
・・・・・・・・
ごめん、ちょっと行き過ぎた。
投稿者: 三ツ松新 日時: 23:23 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2006年05月19日
新勢力の出現(解答)
4月27日のエントリーの解答です。
赤がyahoo.comで青がgoogle.comです。
ちょっと簡単すぎかな?
投稿者: 三ツ松新 日時: 21:50 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年05月16日
CRMもイノベーション
CRMは米国で生まれた経営手法だが最近では個人レベルの商店やウエブショップでもお店によっては結構しっかりとCRMをやっていたりする。

そのように定着してきておかげでとりたててCRMと呼ぶ必要もあるまいと思っていたら・・
新しい変異種「CMR」の発現だ。
ディズニーにできた新しい部署だが
Customer Managed Relationship
元々のCRMはCMRと違い主語が提供者側にあり、またマーケティングというより正直言ってシステム屋さんの商品という色合いが強い。システム屋さんが法人向け営業する上でCRMを言うのは問題はないだろう。
ただ良く考えてみよう、あなたがお客なら提供者のシステムに管理されたい?
あなたとの関係をデルが管理している
あなたとの関係をシェラトンが管理している
あなたとの関係をトヨタが管理している
あなたとの関係をJALが管理している
私の嫌いなことばに「顧客の囲い込み」というのがある。それを連呼していたITベンチャーも多かったが今ではほとんどなくなってしまった。なんとなくCRMはそれを連想してしまう。
ディズニーのCMRは「顧客が管理する関係」と言葉上は小さな差だが意味はだいぶ異なる。
あなたがデルとの関係を管理している
あなたがシェラトンとの関係を管理している
あなたがトヨタとの関係を管理している
あなたがJALとの関係を管理している
小さい差だけど気分は違うでしょ?
ただこうなると自分の中の天邪鬼は「じゃーこれまでの顧客志向マーケティングと何が違うの?」と言ってくるが・・
やはりマーケティングは実に簡単で難しい。古今東西まずは人の立場にたってみることから始まる。というかそじゃないと始まらない。
追伸;すみません、今回はオチがありません。
投稿者: 三ツ松新 日時: 10:18 | パーマリンク | コメント (4) | トラックバック (0)
2006年04月28日
イノベーティブ企業ランキング;(米ビジネスウィーク誌調査)
今年もビジネスウィーク誌から世界イノベーティブ企業ランキングが発表された。

世界中のトップエクゼクティブ1000人以上の調査により毎年決められているが、トップ25に日本企業も3社入っています。アメリカ企業の次に多いのですが、うれしい反面もっと入るでしょうと言う思いも強い。アメリカの雑誌社がやっているのでアメリカ企業が多いのも当然でしょうが。
日経さん、グローバルイノベーション企業ランキングやってくれませんか?もちろん半分ぐらい日本企業が占めるように(^v^)。
それはさておき、1990年代までイノベーションと言えば主にプロダクト関連のテクノロジーとそのコスト管理について語られることが多かったが、最近の定義はもっと広義になってきている。
もちろんテクノロジーイノベーションも依然存在するが、それ以外にもビジネスモデルイノベーション、プロセスイノベーション、プロダクトイノベーションなど全体を含めてイノベーションと呼ぶようになってきた。
私が以前勤めていたP&Gもランキングに入っていますが、テクノロジーという言葉自体もかなり広義で使われることが多かったように思います。
以下がトップ25の面々です。
主観的な意見ですが日本の電機メーカーがもう少し入ってもいいような気がします。あとTargetは結構意外。
Apple
Google
3M
トヨタ
Microsoft
GE
P&G
Nokia
Starbucks
IBM
Virgin
Samsung
ソニー
Dell
IDEO
BMW
Intel
ebay
IKEA
Wal-Mart
Target
ホンダ
Amazon
RIM
Southwest
追々、興味のある企業は別途取り上げたいと思います。
もしここを取り上げて欲しいという人があればご連絡ください。
投稿者: 三ツ松新 日時: 17:55 | パーマリンク | コメント (4) | トラックバック (0)
2006年04月27日
有機的成長曲線解答+新勢力の出現
先日のエントリーいきなり新井氏にあてられてしまいました。オンライン百科事典のWikipediaです。
もう少しひっぱるつもりでしたが、だめだったので懲りずにもう一問(^o^)。
今度は競合2社の比較です。同じくアメリカにおけるAlexaでのリーチ変遷で、どちらも日本にもサイトをもっています。
さて各々どこの会社でしょうか?今度はどちらも営利団体です。
当てた人は私から素敵なプレz・・・・・・・
ないっちゅうねん(笑)。
投稿者: 三ツ松新 日時: 09:54 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年04月26日
イギリスのカーシェアリングイノベーション
イギリスのあらゆる所にある駐車スペースに車があり、最短30分から電話かインターネットで予約できる。ピックアップは会員専用のカードを使ってそのまま駐車してあるところから乗っていける。支払いは月に1回使用金額に応じて請求される。車の使用頻度の少ない人には相当コスト的なメリットはあるだろう。
車を持つのは今ではあまり贅沢という印象はすでにないのかもしれない。
ただ1ヵ月約720時間のうちにいったい何時間使ってるだろうか?私のような週末ドライバーだとおそらく稼働時間は5%もないので結構難しい。
独立当時は仕事で使う車を用意したけど、タクシーを使うことのほうが安くなおかつ時間も少なくて済むことに気づき3ヶ月で手放ししてしまいました。こんなサービスがあればさらにお気軽に使えそうです。
投稿者: 三ツ松新 日時: 12:30 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年04月25日
有機的成長曲線
パーミッションマーケティングの著者セス・ゴーディンのサイトで紹介されているアメリカの某サイトのAlexaトラフィックグラフです。見事としか言いようのない、教科書どおりの成長曲線を描いています。
大げさな宣伝をすることもなく、人づてをたよりに確実にファンを増やしてきているサイトです。

さてこのアメリカの某サイトとはどこでしょうか?因みに日本語版もあります。
また後日発表します。
投稿者: 三ツ松新 日時: 14:03 | パーマリンク | コメント (3) | トラックバック (0)
2006年04月24日
携帯電話プロジェクター
韓国で携帯電話にでもつけれるプロジェクターが開発された。
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従来三原色のLCDパネルが3つ必要なところを、目に見えない速さで各々の色を切り替えることにより1つのLCDですみ、軽量化に成功したそうだ。
もともとテクノロジーのエントリで短くなるはずだったけど、書いているうちにいろいろと考え込んでしまったのでイノベーションの観点から見てみようと思う。
市場細分化の法則に従えばこれが(内臓プロジェクターが)携帯電話の主流を占めるのはおそらく難しい。
ただし何事にも例外は考えられる。携帯電話にカメラがついた時に同じような議論があったが、否定論者の意見と反してほとんどの携帯についてしまった。それでも単独のデジタルカメラ市場がなくなっていないところを見れば、違うニーズを満たしていることは誰にでもわかると思う。
ここがイノベーションの難しいところだけどテクノロジーの観点から「カメラ=きれいな写真をとる装置」と定義しているうちは延長線上にあるような発想しかでない。でも例えば、「画像つき手紙」、「思い出メモ帳」のようにとらえればまた市場が違って見えてくる。
成熟市場でのニーズは機能的な側面から感情的なベネフィットへ移行していくことが多いが、多くの企業(人間)はかつての成功法則にとらわれてしまいなかなか方向変換はできない。ほとんどのカメラメーカーがデジタルカメラ市場への参入がおくれたのはそのためだ。ようは「あんな画質の悪い物は写真じゃないシンドローム」ですね。これ実は正解とも言えますけどね。確かに「かつての写真」ではない。
じゃあどう発想変換すればいいんだという話を書き出すと1週間ぐらいかかりそうなんでここではやめときます。
それはさておき、NTTの開発責任者の榎木氏に以前お聞きしたが、imodeを開発したときは携帯電話=コンビニという発想で始めたらしい。まさしくこれですね。NTTにできてあなたにできないわけがない(失礼)。
誤解のないようにもう少し言うと、NTTはもちろん立派な会社で、規模も大きく歴史もある。ただその反面かつては公社であったこともあり、内部では慣性力が良くも悪くも相当強いことでしょう。そんな中でイノベーションを起こすのは至難の業で、起こした人は手放しで立派だと思うが、NTTにできたんだからあきらめないでくださいと言う意味ですよ。
あれ?あんまりフォローになってないな(笑)。
このプロジェクターの製造元ももちろんわかっていて2010年までに市場の5%ぐらいを占めるだろうと予測している。5%という数字は少し大きいような気もするがニッチ参入の目標としては悪くないだろう。電源や重量等クリアすべき問題点いろいろあると思うけど、それは時間が解決してくれそうだし、確かに個人的には仕事上あると非常に便利だと思う。
ただ5%とは言わず本当に80%ぐらいはできないのでしょうか?
現状のプロジェクターは正式なビジネスプレゼンテーションもしくはホームシアターのようなとこと







